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本郷の一言

「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します

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「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。
アドラー心理学にご興味をお持ちの方や鬱 (うつ) 、パニック障害、不登校、引きこもり等で心理カウンセリングをご希望の方は「熊本こころ相談室」までお気軽にお問い合わせくださいませ。

2015年10月19日

記憶

心理学を学んでいる人ならば常識なのですが、

 

正確な記憶などこの世に存在しません。これは、心理学のどの流派でも定説です。

 

記憶は必ず実際の出来事と違いますし、さらに言うと、どんどん変化していきます。

 

もちろん、記憶は実際の出来事を反映しています。ですから、子どもの頃心理的虐待を受けた記憶がある人の過去に、「虐待はなかった。」のような極端なことを言うつもりはありません。

 

しかし、「記憶はあやふやで、変化させることが出来る」ということは、我々にとって朗報だと思っています。

 

なぜなら、どんなに辛い目に会う経験をしたとしても、それをいつまでもくっきりと覚えていて苦しむよりも、記憶を変化させて、楽に幸せに生きていく方がいいと思うからです。

 

過去の辛い記憶を思い出して苦しんでいる人。あなたのその苦しみは、取り去ることが出来すよ。

 

さて、私たちは、3日前のことなどすっかり忘れてしまったり、昨日のことさえなかなか思い出せなかったりするのに、なぜ、何十年も前の出来事を、映像つきで、感情も生々しく覚えていたりするのでしょうか?

 

それは、その映画の1シーンのような記憶が、自分が今使っている「人生のプログラム」(アドラー心理学では「ライフスタイル」と呼びます。)に合致しているからなのです。

 

「人生のプログラム」(ライフスタイル)には、出来事などをどう受け取り解釈するとか、それが自分にとってどう意味を持つかとか、そんな時自分はどう反応すればよいか、などという、人生の流れの方程式が入っていて、たいてい、その方程式に則って、人生の流れを進めていきます。

 

そして、その人生の流れの方程式を「ウン間違いないんだ」と強化するために、その流れの方程式に合致する記憶だけを保持して、思い出して方程式を強化保持しているのです。

 

ですから、カウンセリングでクライエントさんが「人生のプログラム」(ライフスタイル)を変えて行かれると、

 

記憶が変化していくのです。良く思い出していた記憶がぼんやりとしてきたり、その記憶の場面に新たなものが付け加わって変化したり、忘れていた記憶を思い出したりします。

 

記憶のせいで、今の人生の流れになっているのではなくて、今の人生の流れは「人生のプログラム」(ライフスタイル)の働きのせいなのです。

 

だから、「人生のプログラム」(ライフスタイル)を変えるために、記憶にセラピーをしたりもしますが、記憶が原因だから消去しているのではなくて、

 

「人生のプログラム」(ライフスタイル)をもっと幸せなものになるために記憶をセラピーしているのです。

 

辛い記憶に苦しんでいる方。大元である「人生のプログラム」(ライフスタイル)を変えて、辛い記憶の苦しみから脱却しませんか?

2015年10月16日

「~したい」は実現しない。

「~したいなあ。」と言っている間、思っている間は、決して実現しません。「~したい。」と言っている間は、具体的な行動を起さないからです。

例えば、「ハワイに行きたいなあ。」と言っている間は、ハワイに行きません。

ハワイに行く人は、以前は「行きたいなあ。」と言っていたとしても、「よし、ハワイに行こう。」と決めた瞬間からハワイに行くための具体的な行動を始めます。

そして、「私、今度の年末にハワイに行きます。」と言うはずです。そして、実際にハワイに行くはずです。

〇〇大学に合格したいと本気で思った人は、行動として合格するための受験勉強を始めるはずです。

「勉強をする。」のです。

「勉強したい。けどできないんだ。」などと言わないはずです。「勉強したい。けどできないんだ。」と言って勉強しないでいる人は、〇〇大学に合格したいと本気で思っていないのです。

別の目標を明らかにして、その目標を達成するための行動を取った方がいいでしょう。

このように、言葉や思いは簡単に本人さえだまします。悪気はないんですよ。悪気はないけど、本人さえだますのです。

でも、この法則さえ知っていれば、言葉や想いにだまされることはありません。

「~したい。」と言ったり、思っているだけの段階は、本気で「~しよう。」と決めていない。という法則です。

さあ。自分の本心が分かったら、次はどうしたらいいでしょうか?

どうしたらいいか。相談に乗りますよ。

2015年10月15日

人間的に生きる

この人生を人間的に生きていくということは、どういうことでしょうか?

私たちは、周囲の人々と良好な関係を作っていくことこそが、最も「人間的なこと」だ。と思っています。

人と人の間の存在だから、私たちのことを人間と言っているんですものね。

人と争ったり、他者を攻撃したり、人を馬鹿にしたり、足を引っ張ったり、批判したり、感情的になって喧嘩をしたり、人を無視したり、することは、「非人間的なこと」だと思っています。

他者を道具のように感じて、「この人は私のために何をしてくれるか?」「この人は私のなんの役に立つのか?」というような視点で他者を見ることは、「非人間的なこと」だと思っています。

その証拠に、ホームから落ちた人を助けようとするなどの、無償の愛を示すような行動を取る人がいると、私たちは皆感動します。それは、私たちの心の奥底、もしかしたら魂の中にある一番「人間的なもの」の琴線に触れるからじゃないでしょうか?

私たちは、人は、周囲や社会と良好な関係を築いて幸せに生きていくために生まれてきたと思っています。そして、それは可能だと思っています。

私たちは、無意識の中に、様々な「思い込み」を持って生きています。

そして、自分の周囲で起こるいろんな出来事を、その「思い込み」という色眼鏡を通してみて解釈します。そして、自分独自の「行動パターン」でもって対処します。

それらの「思い込み」や「行動パターン」には、周囲の人々と良好な関係を作っていくことを促進するものと、逆に阻害して、不満を持ち人々から離れたり、人と競争して争う関係に、ひどい場合は攻撃してしまうような「思い込み」や「行動パターン」もあります。

そして、そのような「非人間的な」方向性を促進するような「思い込み」「行動パターン」を持っていると、不幸になります。

そして、不幸になるような「思い込み」や「行動パターン」は変えられます。「周囲の人々と良好な関係を作っていく」方向性の「思い込み」や「行動パターン」に変えていけるのです。

ただ、従来の「思い込み」や「行動パターン」を使うことは、かなり癖になっているので、容易には変えられません。

でも、あきらめなければ、きっと変えて、幸せになることが出来ます。

まだ十分に「周囲の人々と良好な関係を作っている」状態になっていなくても、自分を責めないで!

今までの人生の中で、人のことを気にしたり、我慢しすぎたり、争ったり、感情的になったり、攻撃から身を守ったり、誰かのことを警戒したり、などなどの行動をする必要のある環境にいたのでしょう。その環境の中で、自分で必要性があると思って使っていた「思い込み」や「行動パターン」なのでしょう。

それが癖になっているのです。あるいは、学生のこといじめられたりとか、大人になってからひどいストレス下に置かれたりとかで、他者を警戒するなどの不幸な方向に行ってしまう「思い込み」や「行動パターン」が活性化したのかもしれません。

自分を責める必要はありません。

でも知ってください。その癖は変えることが出来るのだということを。

癖を変えて、より人間的になって幸せになりませんか?

2015年10月10日

あきらめないこと

私が心理学を勉強しようと思った30代前半のころ、初めてカウンセリングを受けようとした30代前半のころ、

私は、不幸でたまりませんでした。

 

胸にぽっかりと穴が開いたような虚無感、未来へのわけのわからない不安感というよりも「きっと破滅する」という予感。

 

コントロールできない感情。うまく行かない人間関係。実家に帰ると起こる悲惨な修羅場。うまくできない仕事。立て続けに起こる失敗。ふりかかる不幸な出来事。

 

過去を思い出すと、苦しくなる思い出の数々。

それこそ、不幸の塊でした。

 

そんな私が、アドラー心理学と出会ったことが幸福への一里塚でした。

 

「SMILE勇気づけの人間関係セミナー」を受けたのが幸福への二里塚でした。

 

岩井俊憲先生との出会い、そして、岩井俊憲先生とペリグリーノ博士のアドラー心理学カウンセリングを受けたのが幸福への三里塚でした。

 

そして、幸福への道筋の速度を高めてくれたのが、「SMILE勇気づけの人間関係セミナー」のリーダーになって、SMILEを人に教えだしたことでした。開催して、教えるたびに、SMILE的な幸せなライフスタイルの復習をするようになったのですから。

 

決定打が、アドラー心理学と全く同じ「自己責任スタイル」のタッチフォーヘルス=キネシオロジーとの出会いでした。

石丸賢一先生が、「自己責任」と「愛」のカウンセリングを見せてくださいました。

 

もちろん、一番大きかったのは、、「私があきらめなかったこと」かな?

2015年10月09日

私のシータヒーリングは、

私の教えているシータヒーリングは、ヴァイアナのシータヒーリングとかなり違ってきています。

 

ヴァイアナの脳波をシータ波にする瞑想はとても素敵なもので、それだけでも気持ちのいいものなのですが、

 

ヴァイアナのシータヒーリングの「施術者がクライエントを治してあげる」流れ、どんどんクリーニングしていく流れは、どうしても、私のやり方と相いれません。

 

私は、「問題や目標は、その人本人がどうにかするものだ。」と思うからです。

 

それに、問題の根っこを探し出してクリーニングしていく方向性は、きりがありません。

 

「問題はその人本人が作り出したもので、本人だけが解決できる」というアドラー心理学やキネシオロジーの思想の方が私はしっくりくるのです。

 

だから、私の教えているシータヒーリングはキネシオロジーの技術も大きく入っているので、「本郷式シータヒーリング」です。

 

本郷式シータヒーリングでは、シータヒーリングの方向性を決めるのは、ヒーリングを受ける本人です。施術者は、それを援助するだけです。

 

本人が、問題の本質に気づき、それを解決するぞと決意した時、シータヒーリングは大きな力を発揮します。

 

それこそ、奇跡的な結果を残すこともあります。

 

しかし、その奇跡は、本人が作り出したものなのです。

 

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