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本郷の一言

「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します

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「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。
アドラー心理学にご興味をお持ちの方や鬱 (うつ) 、パニック障害、不登校、引きこもり等で心理カウンセリングをご希望の方は「熊本こころ相談室」までお気軽にお問い合わせくださいませ。

2019年12月26日

アダルトチルドレン 生きづらさの自覚

私も、以前はアダルトチルドレンの自覚がありました。熊本こころ相談室を開く前は、「勇気づけの会」というアダルトチルドレンの自助グループを毎月開催していたくらいです。

 

「勇気づけのページ」というホームページで、アダルトチルドレンや共依存からの解放をたくさん他t苦さん書かせていただいたりもしていました。

 

家庭いうのは、子どもにとって最後の砦でもあり、その中にいれば安全で、安心してリラックスできる場所のはずです。家庭とはそういう機能を持っているのです。

 

ところが、家庭の雰囲気を主導している親が、精神的に不安定だったり、子どもを温かく愛情深く育てる姿勢に欠けていたりしたら、その家庭は、「子どもの安全を守り、安心してリラックスできる場所を提供する」という機能を発揮しなくなります。

 

そういう家庭を、「機能不全家庭」と呼びます。

 

幼少期を「機能不全家庭」で育った人は、無意識の中にある「人生を生きていくシナリオ」の中に「生きづらさ」を潜ませてしまい、自分に自信が持てなかったり、他者に過度の警戒心を持ちリラックスできなかったり、対人関係が破たんしたりして、生きづらい人生を送る可能性がとても高くなります。

 

それは、子どもの時に本来の子どもっぽい子どもが出来なかったせいでもあります。

 

機能不全家庭に育ち、生きづらさを自覚している人のことを「アダルトチルドレン」と呼んだ人たちがいて、私も当時それを真似して「自分もアダルトチルドレンだなあ。」と思っていたのです。

 

でも、アダルトチルドレンというのは、病名でも、心理学用語でもないので、無理して、アダルトチルドレンだと呼ぶ必要はありません。

 

そして、安心してください。アダルトチルドレンの自覚のある人もそうでない人も、「生きづらさ」を克服することが出来ます。

 

あきらめないで。

2019年12月26日

悪口や奇妙は言葉が聞こえる人

悪口や奇妙は言葉が聞こえる人がいると思います。

 

宇宙人が話しているように感じる人や「霊」が話しているように感じる人もいるかもしれません。

 

そんなに珍しい症状ではありません。かなりポピュラーな症状です。私も子どもの頃はよく聞こえていました。

 

深刻にとらえる必要もないし、精神科に行って薬をもらう必要もないと私は思いますが、しがないカウンセラーの意見にすぎません。

 

ただ、うちのカウンセリングを受けて、いろんな声が聞こえていた人は、みんな、悩みや苦痛から解放されていかれました。

 

薬は飲む必要はないように思いますが、カウンセリングは受けたほうがいいように思います。

 

聞こえる声が、悪口を言ってきたり、不安感を増すようなことを言ってきたときに、苦痛を感じる人が多いようです。

 

大丈夫です。必ず苦痛からは救われます。あきらめないで、カウンセリング受けてみてください。

2019年12月20日

年末年始の営業

熊本こころ相談室の年末年始の営業の説明です。

 

12月31日(火)12時~1月2日(木)は完全休業です。

 

通常の営業は、年末は12月29日(日)まで、年始は1月4日(土)から行いますが、

 

12月30日(月)、12月31日(火)の午前、1月3日(金)などにどうしてもカウンセリングや施術を受けたいという方は、12月25日までにご予約をしてください。

◎12月29日(日) 通常営業

◎12月30日(月) 特別営業

◎12月31日(火)11時半まで 特別営業

◎1月1日(水) 完全休業

◎1月2日(木) 完全休業

◎1月3日(金) 特別営業

◎1月4日(土) 通常営業

2019年07月11日

薬が合う人もいる ※調べもしないで飲み続けるのは危険

精神薬(睡眠薬、精神安定剤、抗うつ剤、抗不安剤など)は、たいていは毒にしかならないのですが、たまには、一時的にその薬が合う人がいるようです。

 

その薬が、今、その人にとって「有益」なのか、「有害」なのか、「中立」なのかは、筋肉反射テストをすると分かります。

 

最近、精神薬を気印肉反射テストで調べて、「有益」と出た人が数人いました。その人にとって、今、その精神安定剤は必要だったのでしょう。もちろん、全部の薬が「有益」ではなく、ある方は三つの薬のうち一つだけが「有益」でした。後の二つは「有害」でした。

 

この結果も、ずっとではないので、2週間ごとには調べに来てほしいものです。

 

筋肉反射テストで調べないで、のんべんだらりと服用すると、大変な悪影響が残るかもしれません。なぜかと言うと、精神薬は脳神経そのものに影響を与え続けるからです。

 

やはり、精神薬の服用には慎重になってほしいものです。

 

その成分が、今、その人にとって「有益」か「有毒」か「中立」かわかる方法(「食物テスト」)は、それほど難しいやり方ではありません。

タッチフォーヘルスのレベル2で出てくる一つの方法です。

タッチフォーヘルスは、キネシオロジーの様々な技術の中から素人が出来るように編成されたものなので、レベル1とレベル2を受講するとできるようになります。

2019年02月01日

子どもの人生を操作しようとする親(動画あり)

子どもの人生を一生懸命操作しようとする親がいます。

 

例えば、自分の人生を後悔して、それを子どもの人生に介入することによって補償しようとする親がいます。

 

子どもの問題、特に子どもの人生に関わる問題にしつこく口をはさみ、自分の望むとおりに誘導しようとするのです。中には、子どもが言うことを聞かないといろいろな脅しや親の権限を使って操作しようとさえします。

 

私の親もそうでした。「うちの親は特別ひどいんだろう。」と思っていたのですが、けっこう同じような親は居ます。

 

自分の立てた人生計画を子どもに押し付けようとするのです。いろんなパターンがあります。

 

ある例です。本当は一個一個違うでしょう。ある人がいろんな事情で大学に進学できなかったとします。世の中にはどんな状況の悪い中でも勉学への夢を捨てずに、自分の希望する大学に進む人がいるのですが、彼は自分が被害者だと思い込みます。

 

こういう人はえてして大学に行って何か勉強したかったのではなく、他人を見てうらやましくて、大学卒というステータスがほしいだけかもしれません。自分の不幸感を「大学さえ出ていれば。」という思いでごまかすのです。

 

彼は、自分がなしえなかった夢を子どもに託そうとします。それで自分の過去が取り戻せた気になりたいのです。

 

夢と言っても自分はさほどその夢の実現のために努力してきたわけではないのですが、自分の子どもにはできるのではないかと夢を見るのです。

 

子どもの人生は子どものものなのですが、自分の思い通りの人生を歩ませたら子どもも幸せになるとごまかすのです。子どもにとってみれば、本当によけいなお世話です。他者を支配する共依存の一つです。

 

人間の幸せは、①自分のことが好きで、②他者を基本的に信頼出来て、③自分が誰かのために役立っていると感じて、初めて幸せになれるのですが、子どもの人生を親が操作すると、自分らしさが失われるので①自分のことを嫌いになります。だから、逆に幸せから遠ざかるのですが、

 

これも例ですが、子どもが小さいうちから、こんこんと言って聞かせます。「お父さんは、家が貧乏で高校までしか進学できなかったが、おまえは大学まで行くことが出来る。頑張って勉強するんだ。子どもは、親よりも偉くなるものだ。そのためにお父さんはどんなことでもしてやるんだから、おまえもそのことを忘れないで、○○家を繁栄させなきゃいかん。」とか言って、子どもを納得させ洗脳しようとするのです。

 

本当は子どもを道具に使って、自分の夢を達成したいだけなのですが、自分のこともだますために「○○家を繁栄させる」などの大義名分を持ってきて、もっともらしくするのです。

 

ここで、幸せという観点から見ると、「親より偉くなる」「貧乏→繁栄」という競争意識を植え込もうとしますから、もし子供が競争意識を持ってしまうと、他者はみんな競争相手=敵ということになって、他者を基本的に信頼できなくなります。つまり、また不幸せの方向に押し出すことになるのです。

 

誤解がないように言っておきますが、子どものために何かしてやりたいという親心を批判しているわけではありません。

 

しかし、本当の親心は子どもの要望をかなえてやるという流れで表現されるもので、子どもの人生を支配操作するのは親心でもなんでもない「欲」だと思うのです。

 

このような親の支配・操作で苦しんだ人は、今度は自分の力で自分自身を解放してあげる必要があります。

 

洗脳で思い込んだ数々の不適切な思い込みを捨て去り、自分らしさを回復し、人から期待されることをすることよりも自分がしたいことをしていく意欲、自分がしたくないことをしない勇気を持つ必要があります。

 

他者からの目を気にし過ぎる傾向を克服し、何でも比較して、比べる傾向を捨て去り、人と競争するのもやめます。

 

ありのままの自分をすてきだと思うようになり、他者と親密につながり、多くの人を助けていくことに喜びを感じるのです。

 

変えていくのは大変かもしれませんが、あきらめなければ、必ず実現出来ます。

 

ちなみに、親子関係に限らず、相手の課題にしつこく絡む「共依存関係」から解放されようとするとき、共依存に依存している相手は、これまで通りの関係を続けようと必死にしがみついてきます。

 

カウンセラーの援助のもとに「共依存関係」から逃れたほうがいいでしょう。

 

 

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