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本郷の一言

「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します

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「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。
アドラー心理学にご興味をお持ちの方や鬱 (うつ) 、パニック障害、不登校、引きこもり等で心理カウンセリングをご希望の方は「熊本こころ相談室」までお気軽にお問い合わせくださいませ。

2023年07月25日

キレる行動に負けて言うことを聞くと?

アドラー心理学で、不適切な行動と呼びます。

 

「自分の要求を通すために、キレて相手にワザと迷惑をかけたり、傷つけたりする行動」の行動のことを「不適切な行動」と呼びます。

 

感情的になることで、相手を脅して自分の要求を飲ませようとするわけです。

 

不適切ですよね。

 

不適切な行動に負けて言うことを聞くと、どうなるでしょうか?

 

はい。不適切な行動は続きます。

 

ヤクザの脅しに屈してはならない。とよく言いますね。その通りです。

ヤクザの脅しに屈して要求を飲んでしまうと、脅しは止むどころか、脅しの頻度は高まります。

 

これはあらゆる人間関係でそうなのです。

 

たまに、子どもがいつも親に不適切な行動で要求して、それが繰り返されているという親子関係があります。

 

それは、子どもの不適切な行動に親が注目を与えているからなのです。

 

相手の不適切な行動に負けて言うことを聞くことを、「正の注目を与える」と表現します。

注目を与えるとその行動は強化されます。

 

そして、何と、正の注目だけでなくて、負の注目というのもあるのです。当然、負の注目も相手の行動を強化します。

 

あるお母さんが、「スーパーに買い物に行くと、毎回アイスクリームを買ってとかお菓子を買ってとか、ダダをこねて大騒ぎをするんです。」と相談されてきました。

これはお母さんに迷惑をかけて買ってもらおうとしてますから、典型的な不適切な行動ですね。

 

いつもどうしてますか?

お母さん「もちろん叱ってます。」「叱って止めてくれますか?」「止めないんです。毎回大騒ぎします。」

 

はい。その通り。叱ることを負の注目と言います。負の注目がもらえるのですから、子どもはもっと不適切な行動をしたくなります。

 

 

 

続く

 

2023年06月22日

症状に執着しない

心理的な病や症状を改善するときにいちばん大事なのが、

「症状を直すことに執着しない」ことなのです。と説明すると多くの人が驚きます。

 

しかし、うちに相談に来られて改善された方々はみなさん、症状に執着することをやめて、その症状を生み出している大元を変えることを努力されるようになって、うまく改善されています。

 

症状が鬱であれ、不眠であれ、パニックであれ、摂食障害であれ、極度の不安であれ、赤面症であれ、吃りであれ、同じなのです。

 

赤面症の人が、「赤くなっちゃいけない。赤くなっちゃいけない。」と症状にこだわり、直そうとすればするほど、症状はひどくなります。

 

でも、赤面症をつくりだしている大元を探し出し、それを変えていけば、赤面症は良くなるのです。

 

さあ、その症状を作り出している大元は何でしょうか?

 

それは、無意識の中にある、「人生の方程式」(アドラー心理学ではライフスタイルと呼んでいます。)なのです。

2023年05月29日

キネシオロジーをしている人

キネシオロジーをしていると称している人の中には、とてもいかがわしい人がいるようです。

 

「私はキネシオロジーをたくさんお金をかけて習得した。キネシオロジーでコロナにかかっているかが分かる。コロナを除去することができる。」とのたまうお方がいるそうな。

 

キネシオロジーの世界で一番普及しているのは「ブレインジム」です。全世界で1500万人くらいが実践しているそうな。

 

次に同じぐらい普及しているのが「タッチフォーヘルス」です。TFHキネシオロジーとも呼びます。キネシオロジー大学という組織が普及しています。

 

わたしは、このキネシオロジー大学認定のインストラクターです。

 

「ブレインジム」は、タッチフォーヘルスから生まれたキネシオロジーで、ブレインジムのインストラクターはタッチフォーヘルスのレベル1と2を学ぶ義務がありますから、

 

キネシオロジーの大本は「タッチフォーヘルス」だと断言してもたぶんいいでしょう。

 

「キネシオロジー」と言う言葉は、一般的な言葉なので、「私は長年キネシオロジーをしている。」と主張している人がいたら、

 

「タッチフォーヘルスのインストラクターの資格は持ってますか?」「ブレインジムのインストラクターの資格は持ってますか?」と聞いてください。

 

持っていないと言ったら、その人のキネシオロジーに関する言葉は一切信じないほうがいいでしょう。

 

例えば、タッチフォーヘルスのインストラクターやブレインジムのインストラクターは、あまりにも本流からかけ離れた言動をしていると除名されます。

 

だから、「私はタッチフォーヘルスを使ってコロナにかかっているかどうか分かる」(そんなことを言っている暇があったら、抗原検査をすればいいと思いますが、)とか「ブレインジムでコロナウィルスを除去することができる」などの暴言は言わないでしょうし、そんな人がいたら通告してください。インストラクターを辞めさせられるでしょう。

 

タッチフォーヘルスのインストラクター資格もブレインジムのインストラクターの資格も持たない人は、

 

過去のその人の言動でタッチフォーヘルスやブレインジムを除名された人か?

 

まともじゃない「キネシオロジー」にハマっている人です。たぶん。

 

変な新興宗教的なキネシオロジーにハマってなければ、タッチフォーヘルスかブレインジムに辿り着いているはずなので。

 

ネットで、「日本タッチフォーヘルス協会」を検索してみてください。そこに、日本全国のまともなインストラクターの名簿が載ってます。

2023年03月04日

毒親 生きづらさ

生きづらさをかかえていたり、毎日が苦しくてたまらない人、人付き合いがとても苦しい人、神経症的な症状を抱えている人

 

そういう人はみんな、無意識下の人生の方程式(アドラー心理学では、ライフスタイルと呼んでいます。)を書き換えることにより、楽になり幸せを感じるようになります。

 

本人一人で人生の方程式を書き換えることは原理的に不可能です。ちゃんと分析が出来るカウンセラーやコーチに協力してもらう必要があります。

 

その時に、毒親がいる人はなるべく離れる必要があります。全く会わないというのがベストです。

 

毒親と言う言葉は実はないのですが、その人の不幸な人生の方程式の作成に関わったような親を分かりやすく「毒親」と表現しました。

 

例えば、子ども時代に親から虐待されたり、無視されたり、過度の過干渉をされた人など機能不全家庭の出身者は、ほぼ100%不幸な人生の方程式を作ってしまっています。

 

不幸な人生の方程式を作ったときに、例えば過度の支配などの多大な影響を与え続けていた存在ですから、会うたびに、古い不適切な人生の方程式が活性化します。

 

だから、方程式を十分書き換えるまでは、会わない方がいいのです。

 

何らかの事情で会うしかない人は、信頼できるカウンセラーに相談してセラピーなどしてもらうといいでしょう。

 

ちなみに、毒親を持たなかった人の中にも、不幸な人生の方程式を持ってしまった人もいます。

 

子どもの頃作ってしまうので、しょうがないのです。人生の方程式を書き換えればいいだけです。あきらめないで

2022年12月30日

アダルトチルドレン(決して変な言葉ではありません)

アダルトチルドレンと言うのは、アルコール依存症の人たちに関わったソーシャルワーカーさんたちの中から出てきた言葉です。

アルコール依存症の親を持つ子どもたちのことを指していました。

 

だから、病名でも、心理学用語でもありません。

 

しかし、アルコール依存症の親を持つ子どもは、家庭が崩壊していることが多いので、自分のことが大切にできなかったり、自分が何をしたいのか分からなかったり、他者の感情を必要以上に気にして振り回されたりして、かなり辛い人生を送ることが多いのです。

 

アルコール依存症の親を持つわけじゃないけど、同じように生きづらさを抱える人たちがいます。

 

アドラー心理学で解析すると、よくわかります。

 

アルコール依存症の親を持ったわけではないけど、同じような無意識の中の方程式(ライフスタイル=人生のスタイル)を持ってしまったんだろうなあ。と分析できます。

 

生きづらい「人生の方程式」を持ってしまった場合、カウセリングなどを受けて、諦めないことが何よりも大事です。

 

方程式が変わらないうちに諦めてしますと、すぐに元に戻って、つらい人生が続くからです。

 

アドラー心理学カウセリングは、生きづらい人生を素敵に変えてくれる最適のカウセリングです。120年のアドラー心理学の歴史の中で、人生の大本である無意識の中の「人生の方程式」の分析方法と改善法を研究してきたからです。

 

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