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本郷の一言

「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します

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「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。
アドラー心理学にご興味をお持ちの方や鬱 (うつ) 、パニック障害、不登校、引きこもり等で心理カウンセリングをご希望の方は「熊本こころ相談室」までお気軽にお問い合わせくださいませ。

2021年08月15日

あやしいキネシオロジー

私のお師匠様は石丸賢一先生と言って、キネシオロジーの世界では日本よりも世界で有名な方です。
私も、国際キネシオロジー大学の公認インストラクターです。

 

ところが、キネシオロジーをやっていますと名乗っている方には、とてもあやしい方もいらっしゃいます。残念ながら。

 

でも見分け方はとても簡単です。

 

それは、その方が「国際キネシオロジー大学の公認インストラクター」かどうか?です。もし違ったら、信用してはいけません。本物ならば、公認インストラクターの資格くらい持っているはずです。

 

国際キネシオロジー大学の公認インストラクターの資格を得るのは、さほどハードルは高くありません。

ハードルが高くない資格さえ持っていないということは、

 

勉強不足か?

 

キネシオロジー界で忌諱されるような言動をして除名されたか?

のどちらかだからです。

 

キネシオロジー界で忌諱される言動とはどういうものでしょう。

たぶん、

 

①国際大学の倫理綱領のどれかを破った。

 

②金銭的に顧客を騙した。

 

③他のインスタラクターたちを誹謗中傷した。

のどれかでしょう。じゃないと、除名されたりしません。

 

①の国際キネシオロジー大学の倫理綱領には、

例えば、
●診断、処方、治療は一切行いません。と言うものがあります。TFHキネシオロジー=タッチフォーヘルスの技術には奇跡的な結果をもたらす技術があるのは確かです。
ですから、技術を極めていくにしたがって、奇跡的な結果が出て有頂天になるのも分かる気がします。
・歩けなかった人が歩けるようになったり、
・記憶をなくしていた人が記憶を取り戻したり、
・鬱だった人が一気に気が晴れたり、
・パニック障害的な症状の人が一気に症状が晴れたり、
・数十年の痛みがぱっと取れたり、
と、奇跡のようなことがよく起こるからです。

 

しかし、これらは施術したキネシオロジストの治療の力ではありません。誰がやっても同じような結果が出るし、キネシオロジストがしているのは、心身のバランス調整にすぎません。

 

バランス調整をした本人の自己治癒力が、直しただけなのです。

だから、同じようにバランス調整しても、歩けない人が歩けないままなこともよくあります。治療ではないからです。

 

しかし、奇跡的な結果を良く出す。=私は偉大な治療家だ。と勘違いして、それを言動に出して、除名される人がいるのです。

残念なことです。

 

キネシオロジーそしてその大元のタッチフォーヘルス(TFHキネシオロジー)は、心身の気づきを増していく教育的なプロセスです。治療法では断じてありません。

2021年08月13日

勇気づけとキネシオロジー

私はアドラー心理学とキネシオロジーをしているのですが、アドラー心理学とキネシオロジーはまったく関係がありません。

所が、面白いことですが、アドラー心理学で「勇気がくじかれる」勇気くじきを行うと、必ず筋肉がOFFになる(キネシオロジー)のです。

キネシオロジーの原則として、ストレスが大きくかかると筋肉がOFFになるという原則があります。
だから、好きなものだと筋肉がONになって、嫌いなものだと筋肉はOFFになります。これは、感情的なストレスがかかるからです。

キネシオロジーで、筋肉反射テストという基礎になるやり方があります。

筋肉が縮んだ状態から、伸ばした状態に体を押すテストのことです。(クリック→)「キネシオロジーとは」という私の動画(youtubeで「キネシオロジー 本郷博央」で検索してみてください。)の中の初めの方で、腕を押して「止まるか止まらないか」と説明しているテストのことです。

筋肉が止まることをON、筋肉が止まらないことをOFFと言います。

ストレスがかかると筋肉に力が入らなくなってOFFになり、通常止まるところが止まらなくなるわけです。

最初は、どうだろうなあという感じでやってみただけだったのです。

アドラー心理学で「勇気づけることば」と「勇気をくじく言葉」があるわけです。

たとえば、子どもがテストで100点取ってきたときに、
「えらいぞ。よくやった。次も頑張るんだぞ。」と偉そうに上から目線でほめると、子どもは勇気をくじかれます。
「わあ、よかったね。100点取ってうれしかった?よかったね、うれしくね。勉強頑張ったの?よかったね、頑張って。」とうれしい気持ちに共感したり、努力や姿勢を認めると、「勇気づけ」になります。

十数年前に、何気なしに筋肉反射テストをしてみたら、勇気づけをされた人は筋肉がONになり、勇気をくじかれた人は筋肉がOFFになったのです。そして、何度しても同じ結果が出たのです。何回試しても、100%同じ結果が出ました。

今でも、機会があればやっています。

勇気づけされた人に筋肉反射テストをすると誰でも筋肉がONになります。

勇気をくじく言葉をかけられた人に筋肉反射テストをすると、筋肉はOFFになります。

ある研修で、確か研修の対象は保育園の保育士さんたちでした、自分が料理を作った時に、「なかなかうまいじゃないか。」と上から目線でほめられるのと、「がんばって作ってくれてありがとう。おいしいよ。」と勇気づけられるのと、どちらがうれしいかと質問したところ、

20数名の保育士さんの中で、たった一人だけ、「上から目線でほめられる方がうれしい。」と答えた男性の保育士さんがいました。残りの保育士さんはみんな「がんばりを認められたり、感謝されたほう=勇気づけが嬉しい。」と答えてくれたのにです。

そのときに、あれ?どうなんだろうと思って、筋肉反射テストをしてみたのです。

上から目線でほめられる方がうれしいと答えた彼を、ロールプレイで、「なかなかうまいじゃないか。」とほめました。「うれしいですか?」と聞くと「うれしい」と言います。そこですぐに筋肉反射テストをするとOFFでした。いくつかの筋肉を使いましたが、どの筋肉でもOFFでした。力が入らないのです。

同じ彼を、「がんばって作ってくれてありがとう。おいしいよ。」と勇気づけました。そして、即座に筋肉反射テストをすると、ガチッととまりました。筋肉はONになったのです。
「こっちの方が力が入るようですね。」と言うと不思議そうな顔をしてうなづきました。

その方は、頭では「ほめられるのはうれしい。」という評価から抜けられなかったようですが、体は正直で、上から目線でほめられると勇気をくじかれて、筋肉に力が入らなくなったのです。そして、頑張りを認められ、おいしいという素直な評価をもらった「勇気づけ」で力が戻り、筋肉はONになったのです。

注意が必要です。上から目線でほめるのが勇気くじきになるのであって、長所を認めることや良いところを認めることは十分に勇気づけになります。ほめるのを全部やめる必要はないのです。

上から目線でない限り、ほめることは、人の勇気を引き出してくれる勇気づけになります。

2021年03月07日

幸せの三条件

人が幸せに生きていくには、3つの条件があるって知ってますか?

 

1、自分のことを好きであること。(まずはひとつめです。)

自分のことを嫌いな人は、なにをどうしても幸せになることは出来ません。

 

自分に自信がない人は、自分のことは嫌いでしょう。

 

自分を好きになるためには、ありのままの自分をまずは受け入れる必要があります。

 

受け入れてなかったら、好きになることなんか不可能ですものね。

2021年02月23日

ライフスタイル 人生の苦しみ 不幸せ

前前回のブログの最後に、「全ての人が、ありのままの自分を認められる世界って、どんなに心地よいでしょうね。」と書いたのですが、
ありのままの自分を認める、ありのままの他人を認めるのが、勇気づけの基本です。

 

では、なぜ、勇気づけをした方がいいのでしょうか?
それは、自分の「ライフスタイル」の改善のためと、「ヨコの関係」の構築のためです。

 

「ライフスタイル」というのは、無意識の中にある方程式=プログラム=人生の脚本のことなのですが、アルフレッド・アドラーは、人生のスタイルという意味で「ライフスタイル」と呼びました。
私たちは、つい無意識的に頑張ってしまう時、特にストレスにさらされてどうにかしようとするときに、この子どものころからしまっておいた自分の「ライフスタイル」に沿って物事を処理しようとしてしまいます。

 

多くの人が「以前はそうじゃなかったんです。」「以前はもっとゆったりとしていたんです。」と主張します。そうなのです。多くの人にとって、「ライフスタイル」は常時発動しているものではなくて、ストレスにさらされた時に発動する物語なのです。もちろん、私のように子どものころから常時ライフスタイルを発動させている人もいます。そういう人は、「子どものころから苦しんでいました。」とか、「いつも同じようなことが起こるんです。」と言います。

 

とにかく、人間関係に問題が生じたり、人生が苦しくなったり、うつやパニックや神経症的症状が出るのは、「ライフスタイル」が大元です。ですから、急がば回れでライフスタイルの改善をするのが幸せで安心できる人生を送るのには必須です。

 

もちろん、ストレスにさらされたとき「ライフスタイル」は活性化するので、
ストレスをなくすという方法もかなり有効です。ただこれは根本的な解決とは程遠いです。出来れば、ストレスをなくすことで、苦しみや症状を軽くしておいて、その間に「ライフスタイル」の改善をした方がいいでしょう。

 

例えば、ライフスタイルには、自分についての思い込みも入ってます。

 

自分に自信がなかったり、自分ってダメな人間だなあと思っている人がいます。そこまで行かなくても、自分に対して漠然とした不安を持っている人もいます。これらは全て、ライフスタイルの中の「自分についての思い込み」の働きです。

 

ですから、ライフスタイルの改善を放っておいて、いくら自分に自信をつけようと頑張ってみてもうまくいかないでしょう。逆に「人には負けないぞ」と頑張れば頑張るほど逆効果でしょう。
なぜかというと、自分のライフスタイルに沿って頑張ってしまうので、逆に自分の古いライフスタイルを強化してしまうからです。

 

ネットや本で良い方法を探して収集して、自己改造をやっている人も、この落とし穴に落ちてしまいます。
自分を向上できそうな方法を集めて頑張れば頑張るほど、自分のライフスタイルに沿って頑張ってしまうので、逆に自分の古いライフスタイルを強化してしまうからです。あるいは、アクセルとブレーキをいっしょにやってしまい堂々巡りをするからです。

 

例えば、合気道の基本は背をまっすぐに伸ばすことで、太極拳の基本は背中を丸めることです。この両方をいっぺんに実践したら、両方ともダメになってしまいます。
これが、ネットや本から良い方法を収集して向上しようというやり方が絶対にうまくいかない理由です。

 

細かいことを言えば、自分に自信がなかったり、自分のことをダメだと思うのは、人と人を比較して、人に優劣をつけ、競争するような根本的な思考法(競合の枠組み)を取っていることに大元があります。
だから、「人に負けないぞ」と競争意識丸出しで頑張るのは、全くの逆効果なのです。競合的な思考法が強化されてよけいに苦しむでしょう。

 

ちゃんとしたトレーナー(例えばアドラー心理学カウンセラー)から手ほどきを受けて、競合の枠組みから抜け出す練習をする必要があるのです。

 

え?じゃあ、競争に勝っているような人もダメなのか?って?

 

実はそうなのです。予言しておきましょう。他人との競争に勝って、優越感に浸っているような人も、その満足は一時的なものにすぎず、やがて苦しみと不幸がやってくるでしょう。

 

人と人を比較して、人に優劣をつける思考法は、ありのままの自分を認め、ありのままの他人を認めることの正反対で、不幸せと苦しみを招きよせます。

2021年02月08日

あきらめないで

問題は、無意識の中にある「人生のプログラム」なのです。

 

アドラー心理学では正式には「ライフスタイル」と呼んでいます。生きていくその人独自のスタイル、人生のスタイルなのでそう呼んでいます。が、現代では生活様式と間違われるので、私は、無意識の中の「方程式」とか、「プログラム」とか説明することがあります。

 

いろんな神経症的な症状があったり、苦しかったり、人生がつらかったり、感情的な癖が直らなかったり、人間関係がうまくいかなかったりしてても、実際は無意識の中の「人生のプログラム」に問題があって、その結果として症状として出ているだけなので、

 

症状をいくら直接直そうとしてもうまくいきません。

 

逆に、症状を直そうとして努力すればするほどひどくなったりします。

 

急がば回れで、無意識の「人生のプログラム」を改善していく方が結局は早かったりするのです。

 

で、改善のためにかカウンセリングを受けたり、SMILE勇気づけの人間関係セミナーを受けている途中で、あきらめてしまう人がいます。もったいないことです。

 

ようやくプログラムの問題点が分かってきた時点で、やめてしまったり、SMILEを習っている途中でやめてしまったり。もったいないと私は思ってしまいます。

 

がんばってカウンセリングを受け続け、プログラムを改善する練習を続けて、プログラムが改善して、神経症的な症状が和らいだ人、鬱が直った人、パニックを起こさなくなった人、人生が楽しくなった人、人付き合いが楽になった人、感情的な癖が直った人、たくさんいます。

 

あきらめないで。きっと光はあります。

 

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