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本郷の一言

「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します

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「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。
アドラー心理学にご興味をお持ちの方や鬱 (うつ) 、パニック障害、不登校、引きこもり等で心理カウンセリングをご希望の方は「熊本こころ相談室」までお気軽にお問い合わせくださいませ。

2022年07月02日

生きづらさ

実は若い頃の私本郷は、とても大きな生きづらさをかかえて生きていました。

 

当時は、生きづらさをかかえて生きている人のことを、アダルトチルドレンと呼んでいました。

 

私は、当時はアダルトチルドレンの自覚がありました。この言葉は、医学的な症状名でもないし、心理学的な言葉でもなかったのですが、私のように生きづらさをかかえて生きている人にとっては、助けをもたらす言葉でした。

 

アドラー心理学を学んで、さらにはアドラー心理学を実践するようになって分かってきたことがありました。

 

それは、「生きづらさ」は、無意識にある「人生の方程式」からの影響であるのだということでした。

 

アドラー心理学では、「人生の方程式」のことを、人生のスタイルという意味で「ライフスタイル」と呼ぶのですが、「ライフスタイル」には、

①自分のことをどう思っているか?という思い込み

②この世界や他者のことをどう思っているか?という思い込み

③自分がどうなりたいと思っているかという思い込み

の3つの主要な思い込みで構成されています。

 

例えば、①で「私はダメなやつだ」という思い込みがあったり、そこまでいかなくても自分への漠然とした不安があったり、自分に自信がなかったり、自分のことを嫌いだったりすると、当然生きづらくなるでしょう。

 

例えば、②で、「この世界は最悪なところだ」という思い込みがあったり、そこまでいかなくても、この世の中への不安感があったり、他人を全く信頼できなかったり、人と競争したり、戦ったりしている人も、生きづらくなるかもしれません。

 

①と②と③は、無関係に持っているものではなくて、当然関連されて持ってる思い込みです。

 

例えば、③に「私はいつも他者から高く評価されていたい」という自己理想があった場合、

 

他者の評価を決めるのは自分ではなくて他者ですから、当然①の自己概念も不安定になるでしょう。

 

さらには、②の他者に対しても、いつも身構えることになってリラックス出来ないでしょう。評価する→評価されるという関係は、横の柔らかな関係ではなくて、縦の支配関係ですから、いつも緊張感が漂うからです。

 

「生きづらさ」を改善するためには、大元の「人生の方程式=ライフスタイル」を変えていく必要があります。

 

そのために一番必要なことは?

 

うーん。「柔軟性」と「カウンセリングを受けて自分の癖を変えるぞ」という「決意」でしょうか?

 

ライフスタイルは、思い込みで出来ているだけです。ライフスタイルがあなたではありません。

 

あなたが、今のライフスタイルという思い込み群を使うという癖を持っているだけなのです。

 

あなたが違うあなたになる必要はありません。使っている思い込みの癖を変えるだけでいいのです。

2022年05月10日

延長します。常連さまへ割引

常連さまへの割引、延長します。

 

熊本こころ相談室のカウンセリングを5回以上ご利用の方、何らかのセミナーを過去ご受講の方、

 

5月30日まで、カウンセリング料金60分7000円を、70分5000円に割り引きします。

 

どうぞご利用下さい。

2021年12月22日

幸せとは?カウンセリングでも

※下記に、SMILE勇気づけセミナーを例にあげてますが、普通のカウンセリングでも幸せなる方法をお教えできます。※

 

幸せとは何でしょうか?

アドラー心理学の考える幸せは、愛(共同体感覚)にあふれて、いろんな人と仲良く過ごせる人こそが幸せだという幸せです。

そして、愛にあふれた人になるためには、無意識の奥にある人生のシナリオ(ライフスタイル)を書き換える必要があると考えています。

なぜならば、ライフスタイル(人生のシナリオ)は、辛いときこそ発動してしまうからです。

だから、不幸なライフスタイル(人生のシナリオ)を持っていたら、辛いことがあるととたんに不幸を感じるからです。

 

ライフスタイル(人生のシナリオ)を幸せなシナリオに書き換えておけば、たとえ辛いことがあったとしても、幸せなままでいられます。

幸せなシナリオとは、周囲の人々と仲良く楽しく付き合い、仲間である関係性を構築していく「癖」をたくさん持っていることです。

幸せを実現する「癖」とは、人と仲良くやっていく技術を日常的に使う癖のことです。

アドラー心理学は、愛は技術を使うことで達成されると考えているのです。

スマイル愛と勇気づけの親子関係セミナーに、この「愛の技術」が満載なのですが、

たとえば、他者の不適切な行動には注目しないで、適切な行動に注目しましょう。(第1章)という方法(技術)があります。しかも、「不適切な行動以外は全部適切ですよ。」という知識もあります。(実は、この知識はテキストには書いてありません。でも重要です。全国のスマイルリーダーの中にはこの重要な知識を伝えていないリーダーもいるかもしれません。)

 

さて、この「他者の不適切な行動には注目しないで、適切な行動にに注目する」という技術を知っただけでは、誰も幸せにはなりません。

行動する必要があります。しかも、日常的に癖になるまで行動し続ける必要があります。

なぜならば、日常的に癖になるまで行動し続けて初めて、無意識の奥のライフスタイル(人生のシナリオ)が書き変わるからです。

もちろん、幸せ実現の技術は他にもたくさんあります。

2021年08月22日

アロマとコラボ

アロマとマッサージと鍼灸をご専門にされてる和田恵子先生とコラボでセミナーを開催する予定です。

場所は、光の森のキャリプロです。

何らかの目標についてのセッションが出来ます。

こんな時節がらですから、コロナにかかりにくくするとか、コロナに感染しても重症化しない?などの目標がいいのかなあ?

2021年08月15日

アドラー心理学は勇気づけの心理学

心理学の辞典には、よくアドラー心理学を「劣等感の心理学」と記述してあることがあります。

 

これは、フロイト派の人々がアドラーを「劣等感」を主張したと認識していたからです。

 

実は、フロイトもアドラーもユングもオーストリアの首都ウィーンのウィーン大学医学部の出身で、同じ心理学勉強会(水曜会 のちの精神分析学会)の仲間でした。

 

ところがアドラーが精神分析学会の初代会長に就任したことで、アドラーの心理学説がフロイトの説と全く違う、違うどころか全く正反対の説だということが明らかになり、アドラーは約半分の仲間を引き連れて別の学会(のちの個人心理学会)を設立したのです。

 

そして、当時のアドラーの学説が劣等感とその克服を主とする心理学学説だったために、のちに精神分析学会を牛耳ったフロイト派の人たちが、「アドラー心理学は劣等感の心理学」と記述したのです。

 

しかし、実際は、アドラー心理学は勇気づけの心理学です。

 

人という存在は、絶えず向上しようという意欲を持つ存在です。いつも、「より良くなりたい」「より良くなりたい」と願っているのです。これを「優越への意思」と言います。ニーチェが考え出した概念です。

 

人は「優越への意思」を持っているがために、優越な未来に対して現状に不満を抱きます。この不満に関連するマイナスの感情を「劣等感」と言います。「劣等感」という言葉はアドラーが作り出した言葉と概念なので、この意味が本当の「劣等感」です。

 

人は必ず「優越への意思」も持つからこそ、必ず「劣等感」を持つのです。そして、健全な人間はこの劣等感を克服して行こうとします。

 

この劣等感を克服していくエネルギーのことを「勇気」(アドラーは「ムート」とドイツ語で呼びました)と言って、「勇気」を呼び起こすことを「勇気づけ」と言いました。

 

「優越への意思」も「劣等感」も人間に必ずあるもので、それを健全にするのが「勇気づけ」なのです。

 

自分を勇気づけたり、他者を勇気づけたりすることで、人は幸せな人生を歩めるのです。

 

だから、アドラー心理学は「勇気づけの心理学」なのです。

 

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