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本郷の一言

「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します

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「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。
アドラー心理学にご興味をお持ちの方や鬱 (うつ) 、パニック障害、不登校、引きこもり等で心理カウンセリングをご希望の方は「熊本こころ相談室」までお気軽にお問い合わせくださいませ。

2021年08月22日

アロマとコラボ

アロマとマッサージと鍼灸をご専門にされてる和田恵子先生とコラボでセミナーを開催する予定です。

場所は、光の森のキャリプロです。

何らかの目標についてのセッションが出来ます。

こんな時節がらですから、コロナにかかりにくくするとか、コロナに感染しても重症化しない?などの目標がいいのかなあ?

2021年08月15日

アドラー心理学は勇気づけの心理学

心理学の辞典には、よくアドラー心理学を「劣等感の心理学」と記述してあることがあります。

 

これは、フロイト派の人々がアドラーを「劣等感」を主張したと認識していたからです。

 

実は、フロイトもアドラーもユングもオーストリアの首都ウィーンのウィーン大学医学部の出身で、同じ心理学勉強会(水曜会 のちの精神分析学会)の仲間でした。

 

ところがアドラーが精神分析学会の初代会長に就任したことで、アドラーの心理学説がフロイトの説と全く違う、違うどころか全く正反対の説だということが明らかになり、アドラーは約半分の仲間を引き連れて別の学会(のちの個人心理学会)を設立したのです。

 

そして、当時のアドラーの学説が劣等感とその克服を主とする心理学学説だったために、のちに精神分析学会を牛耳ったフロイト派の人たちが、「アドラー心理学は劣等感の心理学」と記述したのです。

 

しかし、実際は、アドラー心理学は勇気づけの心理学です。

 

人という存在は、絶えず向上しようという意欲を持つ存在です。いつも、「より良くなりたい」「より良くなりたい」と願っているのです。これを「優越への意思」と言います。ニーチェが考え出した概念です。

 

人は「優越への意思」を持っているがために、優越な未来に対して現状に不満を抱きます。この不満に関連するマイナスの感情を「劣等感」と言います。「劣等感」という言葉はアドラーが作り出した言葉と概念なので、この意味が本当の「劣等感」です。

 

人は必ず「優越への意思」も持つからこそ、必ず「劣等感」を持つのです。そして、健全な人間はこの劣等感を克服して行こうとします。

 

この劣等感を克服していくエネルギーのことを「勇気」(アドラーは「ムート」とドイツ語で呼びました)と言って、「勇気」を呼び起こすことを「勇気づけ」と言いました。

 

「優越への意思」も「劣等感」も人間に必ずあるもので、それを健全にするのが「勇気づけ」なのです。

 

自分を勇気づけたり、他者を勇気づけたりすることで、人は幸せな人生を歩めるのです。

 

だから、アドラー心理学は「勇気づけの心理学」なのです。

2021年08月15日

あやしいキネシオロジー

私のお師匠様は石丸賢一先生と言って、キネシオロジーの世界では日本よりも世界で有名な方です。
私も、国際キネシオロジー大学の公認インストラクターです。

 

ところが、キネシオロジーをやっていますと名乗っている方には、とてもあやしい方もいらっしゃいます。残念ながら。

 

でも見分け方はとても簡単です。

 

それは、その方が「国際キネシオロジー大学の公認インストラクター」かどうか?です。もし違ったら、信用してはいけません。本物ならば、公認インストラクターの資格くらい持っているはずです。

 

国際キネシオロジー大学の公認インストラクターの資格を得るのは、さほどハードルは高くありません。

ハードルが高くない資格さえ持っていないということは、

 

勉強不足か?

 

キネシオロジー界で忌諱されるような言動をして除名されたか?

のどちらかだからです。

 

キネシオロジー界で忌諱される言動とはどういうものでしょう。

たぶん、

 

①国際大学の倫理綱領のどれかを破った。

 

②金銭的に顧客を騙した。

 

③他のインスタラクターたちを誹謗中傷した。

のどれかでしょう。じゃないと、除名されたりしません。

 

①の国際キネシオロジー大学の倫理綱領には、

例えば、
●診断、処方、治療は一切行いません。と言うものがあります。TFHキネシオロジー=タッチフォーヘルスの技術には奇跡的な結果をもたらす技術があるのは確かです。
ですから、技術を極めていくにしたがって、奇跡的な結果が出て有頂天になるのも分かる気がします。
・歩けなかった人が歩けるようになったり、
・記憶をなくしていた人が記憶を取り戻したり、
・鬱だった人が一気に気が晴れたり、
・パニック障害的な症状の人が一気に症状が晴れたり、
・数十年の痛みがぱっと取れたり、
と、奇跡のようなことがよく起こるからです。

 

しかし、これらは施術したキネシオロジストの治療の力ではありません。誰がやっても同じような結果が出るし、キネシオロジストがしているのは、心身のバランス調整にすぎません。

 

バランス調整をした本人の自己治癒力が、直しただけなのです。

だから、同じようにバランス調整しても、歩けない人が歩けないままなこともよくあります。治療ではないからです。

 

しかし、奇跡的な結果を良く出す。=私は偉大な治療家だ。と勘違いして、それを言動に出して、除名される人がいるのです。

残念なことです。

 

キネシオロジーそしてその大元のタッチフォーヘルス(TFHキネシオロジー)は、心身の気づきを増していく教育的なプロセスです。治療法では断じてありません。

2021年08月13日

勇気づけとキネシオロジー

私はアドラー心理学とキネシオロジーをしているのですが、アドラー心理学とキネシオロジーはまったく関係がありません。

所が、面白いことですが、アドラー心理学で「勇気がくじかれる」勇気くじきを行うと、必ず筋肉がOFFになる(キネシオロジー)のです。

キネシオロジーの原則として、ストレスが大きくかかると筋肉がOFFになるという原則があります。
だから、好きなものだと筋肉がONになって、嫌いなものだと筋肉はOFFになります。これは、感情的なストレスがかかるからです。

キネシオロジーで、筋肉反射テストという基礎になるやり方があります。

筋肉が縮んだ状態から、伸ばした状態に体を押すテストのことです。(クリック→)「キネシオロジーとは」という私の動画(youtubeで「キネシオロジー 本郷博央」で検索してみてください。)の中の初めの方で、腕を押して「止まるか止まらないか」と説明しているテストのことです。

筋肉が止まることをON、筋肉が止まらないことをOFFと言います。

ストレスがかかると筋肉に力が入らなくなってOFFになり、通常止まるところが止まらなくなるわけです。

最初は、どうだろうなあという感じでやってみただけだったのです。

アドラー心理学で「勇気づけることば」と「勇気をくじく言葉」があるわけです。

たとえば、子どもがテストで100点取ってきたときに、
「えらいぞ。よくやった。次も頑張るんだぞ。」と偉そうに上から目線でほめると、子どもは勇気をくじかれます。
「わあ、よかったね。100点取ってうれしかった?よかったね、うれしくね。勉強頑張ったの?よかったね、頑張って。」とうれしい気持ちに共感したり、努力や姿勢を認めると、「勇気づけ」になります。

十数年前に、何気なしに筋肉反射テストをしてみたら、勇気づけをされた人は筋肉がONになり、勇気をくじかれた人は筋肉がOFFになったのです。そして、何度しても同じ結果が出たのです。何回試しても、100%同じ結果が出ました。

今でも、機会があればやっています。

勇気づけされた人に筋肉反射テストをすると誰でも筋肉がONになります。

勇気をくじく言葉をかけられた人に筋肉反射テストをすると、筋肉はOFFになります。

ある研修で、確か研修の対象は保育園の保育士さんたちでした、自分が料理を作った時に、「なかなかうまいじゃないか。」と上から目線でほめられるのと、「がんばって作ってくれてありがとう。おいしいよ。」と勇気づけられるのと、どちらがうれしいかと質問したところ、

20数名の保育士さんの中で、たった一人だけ、「上から目線でほめられる方がうれしい。」と答えた男性の保育士さんがいました。残りの保育士さんはみんな「がんばりを認められたり、感謝されたほう=勇気づけが嬉しい。」と答えてくれたのにです。

そのときに、あれ?どうなんだろうと思って、筋肉反射テストをしてみたのです。

上から目線でほめられる方がうれしいと答えた彼を、ロールプレイで、「なかなかうまいじゃないか。」とほめました。「うれしいですか?」と聞くと「うれしい」と言います。そこですぐに筋肉反射テストをするとOFFでした。いくつかの筋肉を使いましたが、どの筋肉でもOFFでした。力が入らないのです。

同じ彼を、「がんばって作ってくれてありがとう。おいしいよ。」と勇気づけました。そして、即座に筋肉反射テストをすると、ガチッととまりました。筋肉はONになったのです。
「こっちの方が力が入るようですね。」と言うと不思議そうな顔をしてうなづきました。

その方は、頭では「ほめられるのはうれしい。」という評価から抜けられなかったようですが、体は正直で、上から目線でほめられると勇気をくじかれて、筋肉に力が入らなくなったのです。そして、頑張りを認められ、おいしいという素直な評価をもらった「勇気づけ」で力が戻り、筋肉はONになったのです。

注意が必要です。上から目線でほめるのが勇気くじきになるのであって、長所を認めることや良いところを認めることは十分に勇気づけになります。ほめるのを全部やめる必要はないのです。

上から目線でない限り、ほめることは、人の勇気を引き出してくれる勇気づけになります。

 

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