カテゴリー アーカイブ 熊本にペルグリーノ博士を招聘した時の写真
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本郷の一言「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します ご遠慮なく お問い合わせ←クリック下さい。 096-384-3181 「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。 2015年11月13日
カウンセリングは適度な期間で定期的に来た方がカウンセリングは適度な期間で定期的に受けた方が、効果は高いし、結果的にコストも膨らみません。
人によって違いますが、最初の内は1,2週間に一度受けて、10数回受けて、「人生のシナリオ」を変えていく流れが定まってきたら、一か月に一回を数回した後、2,3か月に一回と間隔を延ばしていくのが、一番うまく行くでしょう。
例えば、1、2度カウンセリングを受けただけで、間隔を数か月開けて、苦しくなってから来られると、大変です。
流れを元に戻すだけのカウンセリングになってしまいます。
それは、「人生のシナリオ」(=無意識のプログラム=「ライフスタイル」)が、間隔があくと元に戻ってしまう性質を持っているからです。
1,2度カウンセリングを受けて、宿題をやっているうちに、楽になって、そのうちにまた「人生のシナリオ」(=無意識のプログラム=「ライフスタイル」)が活性化して、苦しくなってカウンセリングを受けに行くというパターンだと、
とてももったいないのです。
「人生のシナリオ」(=無意識のプログラム=「ライフスタイル」)は、ストレスがあると活性化して、苦しい症状などが出てきます。
活性化していなくて、苦しい症状がない時、あるいは、楽になっている時こそが、「人生のシナリオ」(=無意識のプログラム=「ライフスタイル」)を変えるチャンスなのです。
そんなに苦しくない、チャンスの時にこそ、カウンセリングを受けて、「人生のシナリオ」(=無意識のプログラム=「ライフスタイル」)を変えませんか? 2015年11月13日
カウンセリングショッピング(いろんなところのつまみ食い)はやめた方がいいカウンセリングショッピング、いろんな流派にカウンセリングを受けに行ったり、いろんな本を読んだり、インターネットでよさそうと思ったことを、いろいろ試していると、
状況は、良くなるどころか、ますます、悪化してくるでしょう。
なぜでしょうか?
例えば、登山をするとします。〇〇という山に登る登山道には、たくさんの登山道があります。Aという登山道もあるし、Bという登山道もあるし、Cという登山道もあります。どの登山道も、がんばって最後まで登れば頂上に着きます。登山道によって特色はありますけどね。
ところが、Aという登山道を上っていると、なかなか頂上に着かないのでじれて、降りて、Bの登山道に挑戦します。そしてBも途中であきらめて、次はCに挑戦します。
この人は、いつまでたっても頂上には到着しないのです。
例えば、同じ武道に、太極拳という武道と、合気道という武道があります。
強くなりたいと思って、太極拳も合気道も練習したとしてます。この人は、どちらもグチャグチャになって、両方を極めることはできないでしょう。
なぜならば、太極拳の基本姿勢は背中を丸くする姿勢なのに対して、合気道の基本姿勢は背中をまっすぐに伸ばす姿勢だからです。
カウンセリングショッピング、いろんな流派にカウンセリングを受けに行ったり、いろんな本を読んだり、インターネットでよさそうと思ったことを、いろいろ試す人も、同じような状態になります。
いつまでたっても頂上に着きません。それどころか、自分が一体何をやっているのか、訳が分からなくなって、よけい苦しくなったりします。
いろんなもののつまみ食いはやめましょう。
人生のシナリオ(=無意識のプログラム=「ライフスタイル」)を変えるのには、時間と、根気と、カウンセラーの適切な助言が必要です。
他の所に行かないで、うちでやりなさいとは言いません。
うちでなくてもいいので、一つの所でじっくりと、人生のシナリオを変えていきましょう。じれないで。あきらめないで。あなたが、変えようと思えば、必ず変えられます。 2015年11月11日
「人生のシナリオ」は元に戻ろうとする「人生のシナリオ」は元に戻ろうとする。
ちょっと擬人的な表現(本当は主体は個人なのです。)なのですが、「人生のシナリオ」はなかなか変わりにくいですし、放っておくと元に戻ろうとします。
ですから、「人生のシナリオ」をこう変えるんだ。という強い目的意識と、毎日のたゆまぬ努力が必要です。
そのために、継続したカウンセリングが必要なのですが、
継続したカウンセリングは、適度に、「人生のシナリオ」が元に戻らないうちに受けた方がいいと思います。
毎日の生活で、さまざまな出来事が起こります。そのような出来事に対応するだけでいっぱいいっぱいになってしまいます。そうすると、「人生のシナリオを変える」という目標からついそれてしまうのです。
それた意識を、人生のシナリオの改変に戻すのがカウンセリングなのです。
例えば、「自分のことが好きになれない」とか、「他者を異常に警戒してしまいいつも緊張する」とか、「失敗する方向、うまく行かない方向に、つい行動してしまう。」とか、「人の目をいつも気にしてしまう」とか、「人の顔色をいつもうかがってしまう」などのシナリオがあった場合、
「自分を好きになる」には、どんなことをしていけばいいのか?
「他者に安心するため」にはどうすればいいのか?
「うまく行かせない行動、失敗する行動を取る」癖から抜け出して、「うまく行かせる行動を取る」癖を身につけるには、どうしたらいいのか?
「人の目を気にしないで自由に振舞う」「人の顔をうかがわずに誠実に行動する」には、どうしたらいいのか?
という、「どうしたらいいのか?」の部分に、個人個人に答えを出して、行動し続ける必要があるのです。
手伝いますよ。 2015年11月06日
共依存からの脱出共依存と言うのはなんでしょうか? 簡単に言うと、特定の人間関係に固執して離れられない状態と言えるでしょうか? 元々はアルコール依存症者の家族が、一見して献身的に患者を支えているように見えて、実は、患者がアルコールを飲み続けることを助長していたり、患者がアルコールから離れていくことを邪魔したりすることから、出てきた言葉です。 「アルコール患者を助ける」ことに依存しているのです。つまり、依存させることに依存しているのです。 だから、アルコール依存症だけではなく、ギャンブル依存症の家族、ドメスティックバイオレンスなどにも同じような関係性がみられますし、もっと言うと、そうじゃない人間関係に囚われて離れられない状態になる人はたくさんいます。 私の出身家庭もそうでしたが、暴力をふるう旦那さんとそれに耐える奥さんとか、借金を繰り返す息子の穴埋めする親とか、相手から愛してもらうためだけに作っている恋愛関係とか、支配的な親と愛情を受けたい子どもとか、などなどです。 献身的に見えるのです。共依存の人の行動は。しかし「だって彼は私が見放したらダメになっちゃいます。」という意味の発言をします。「私がいないとダメなのよ。」という点に依存しているのです。 つまり、相手はダメなままじゃなければいけないのです。 このような人間関係に固執し続けることは不毛です。 相手はダメなままだし、自分もそれに依存することを止められないからです。 自分のためにも、相手のためにも、共依存から抜け出した方がいいのです。 なにか、固執している人間関係がありませんか? 抜け出ることは可能ですよ。 共依存的な人には、下記のような傾向が多くみられると言われています。 ●他人との境界があいまい……他者が怒ったりすると私が悪いのかしらと思ったり、他人の感情の責任を取ろうとしたりする。他者からちゃんと言葉で要求される前に気を回そうとする。他人の面倒を見たがるのも境界線があいまいだからです。などなど ●自己の価値を低く見る……自己肯定感が低く、ダメな自分を隠すために、他者のために貢献しようとする。 ●相手をコントロールしたがる……これも境界線と関係があるのですが、自分の人生に集中しきれていないので、他者の課題が気になって仕方ないのです。口を出して手を出してコントロールしたくてたまらないのです。 ●コミュニケーションが下手……うまく自分の意志を伝えられませんし、他者からの要求もうまく断れなくて背負い込んだりします。 ●怒りの感情が出せない……人は理不尽に攻撃された時など、自然と怒りが出てきて自分を守るものです。他者を支配するための怒りは破壊的ですが、自己防御の怒りは必要なのですが、その自己防御の怒りさえ出せなかったりします。 ●現実を直視できない……何事も現実を直視してから解決に向かいます。解決に向かうには勇気が入ります。怖くて現実を直視しないで共依存にのめり込みたくなっているのです。 ●セックスが楽しめない……人間にとってセックスとは人間関係です。人間関係が壊れているのですから、セックスは楽しめません。 ●行動が両極端である……人が変わったように、極端な行動に走ってしまいます。 ●強迫観念にとらわれやすい……こうなるかもしれないなどの極端な心配事などの脅迫官憲に囚われたりします。
同様の傾向があったりしますか?
でも、大丈夫。 共依存からは必ず抜け出ることが出来ます。 手伝いますよ。 2015年10月30日
私がうつ状態だったとき私は、公立学校の教師だった頃、うつになった。
ある仕事上の悩みをグルグル考えて、違うことを考えることが非常に困難になって、布団に入っても、寝るのがとても大変になった。
それで、アルコール量が増えて、アルコールで寝るような感じになって、
すると、2時とか3時とかに目が覚めて、布団に入っていても眠れなくなった。
朝起きると、非常に憂鬱で仕事に行きたくない。仕事に行っても、午前中はとても憂鬱で、昼から夕方にかけては、すこしずつ気分が回復してくるが、休日の昼間は疲れているはずなのに横になっても眠れなかった。そして平日も休日も、夜になると何も考えたくなくて、アルコールを飲んで寝る。 という流れになってきた。
次に、本や新聞を全く読みたくなくなった。テレビも見たくなくなった。 あんなに本を読み、新聞も隅から隅まで読んでいたのに、テレビも本も新聞も全く読まなくなった。
食欲が極端に落ちた。食べ物の味がしなくなった。砂を食べているような感じ。気づいたら10日間くらいで体重が13キロ落ちていた。
これはおかしいと思って、心療内科に行った。
「あなたはうつ病です」と言われて、抗うつ剤(デパス)抗不安剤などを処方された。
数日、言われたように飲んだら、とても変な感じがした。ふわふわとなるような、自分が自分でなくなるような、「覚せい剤を飲むとこんな感じになるんじゃないか?」という感覚だった。薬で寝ても、なんだかよけいきついような感覚がした。
自分が自分じゃなくなるような変な感じになるのが我慢できなくて、薬を飲むのはすぐにやめた。
しかし、職場を病気休暇で休むのに、医者の言葉は必要だったので、病院には通って、薬は飲んでいるふりをして飲まなかった。
今考えると、この判断が私を救った。あの時飲んでいたら、どんなことになっていただろうか?冷や汗が出る。
まず、早朝覚醒することを気にしないようにした。これも良かった。だいたい、眠れなくて死んでしまう人はいない。眠れないことを気にするから苦しいのだ。
それに、今ならこう言える。「夜中の2時や3時に目が覚めるのは、おかしなことではありません。人間は自然な状態ならば、2時や3時に目が覚めるものなのです。」と。
これは東洋医学の常識である。人間の体は、朝の2時とか3時に目が覚めるようにできているのである。
たぶん、うつ状態になるほどの「ストレス」を受けて、体の本能が目覚めて、早朝に目が覚めるだけなのだろう。
それからは、夜の9時ほどに寝て、2時とか3時に目が覚めるリズムにしていった。早朝から長い散歩をするようになった。
そして、アドラー心理学の「自己暗示公式」を使って、自分の無意識下のプログラム(ライフスタイル)を、ストレスに耐えられるものに変えていこうと、
簡単に言うと、自分への自信の回復と、他者や世界への警戒感をなくす方向に、毎日 自己暗示公式を使った。
アルコールなしでも寝るようになった。新聞を読みたくなってきた。グルグル考えるのもなくなってきた。テレビを見るようになった来た。食べ物の味が分かるようになってきた。食欲が戻ってきた。
薬以外で対処したことで、4か月程度の休みで復帰できた。病気休暇と年休だけで対処できて、休職せずに済んだ。
職場に戻ってからも、働き方を大幅に変えた。全部背負い込んで走り回っていたのを、一切やめた。
そして、「自分の本当にしたことはこれ(教師)じゃない。」と思った。生徒と保護者と上司との間ですりつぶされるような仕事はまっぴらだと思ったのだ。※生徒に教えることは大好きだったのですけどね。
「絶対教師を辞めて、心理カウンセラーになる。」と決めた。
だから、今の私があるのは、このうつ状態になったことのおかげなのです。
「うつ」は、病気じゃありません。過度のストレスを受けて、緊張状態からうつ状態になっているだけです。
薬を飲まないで、休んでください。どこかで、適切なカウンセリングを受けて、無意識のプログラムの改変に取り組んでください。
楽になりますよ。
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