アドラー心理学 スカイプカウンセリング 電話相談 心理カウンセリング 悩み相談 カウンセラー養成 は熊本こころ相談室へ

 

 
 
 
 
 

本郷の一言

「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します

ご遠慮なく お問い合わせ←クリック下さい。 096-384-3181

「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。
アドラー心理学にご興味をお持ちの方や鬱 (うつ) 、パニック障害、不登校、引きこもり等で心理カウンセリングをご希望の方は「熊本こころ相談室」までお気軽にお問い合わせくださいませ。

2015年10月15日

人間的に生きる

この人生を人間的に生きていくということは、どういうことでしょうか?

私たちは、周囲の人々と良好な関係を作っていくことこそが、最も「人間的なこと」だ。と思っています。

人と人の間の存在だから、私たちのことを人間と言っているんですものね。

人と争ったり、他者を攻撃したり、人を馬鹿にしたり、足を引っ張ったり、批判したり、感情的になって喧嘩をしたり、人を無視したり、することは、「非人間的なこと」だと思っています。

他者を道具のように感じて、「この人は私のために何をしてくれるか?」「この人は私のなんの役に立つのか?」というような視点で他者を見ることは、「非人間的なこと」だと思っています。

その証拠に、ホームから落ちた人を助けようとするなどの、無償の愛を示すような行動を取る人がいると、私たちは皆感動します。それは、私たちの心の奥底、もしかしたら魂の中にある一番「人間的なもの」の琴線に触れるからじゃないでしょうか?

私たちは、人は、周囲や社会と良好な関係を築いて幸せに生きていくために生まれてきたと思っています。そして、それは可能だと思っています。

私たちは、無意識の中に、様々な「思い込み」を持って生きています。

そして、自分の周囲で起こるいろんな出来事を、その「思い込み」という色眼鏡を通してみて解釈します。そして、自分独自の「行動パターン」でもって対処します。

それらの「思い込み」や「行動パターン」には、周囲の人々と良好な関係を作っていくことを促進するものと、逆に阻害して、不満を持ち人々から離れたり、人と競争して争う関係に、ひどい場合は攻撃してしまうような「思い込み」や「行動パターン」もあります。

そして、そのような「非人間的な」方向性を促進するような「思い込み」「行動パターン」を持っていると、不幸になります。

そして、不幸になるような「思い込み」や「行動パターン」は変えられます。「周囲の人々と良好な関係を作っていく」方向性の「思い込み」や「行動パターン」に変えていけるのです。

ただ、従来の「思い込み」や「行動パターン」を使うことは、かなり癖になっているので、容易には変えられません。

でも、あきらめなければ、きっと変えて、幸せになることが出来ます。

まだ十分に「周囲の人々と良好な関係を作っている」状態になっていなくても、自分を責めないで!

今までの人生の中で、人のことを気にしたり、我慢しすぎたり、争ったり、感情的になったり、攻撃から身を守ったり、誰かのことを警戒したり、などなどの行動をする必要のある環境にいたのでしょう。その環境の中で、自分で必要性があると思って使っていた「思い込み」や「行動パターン」なのでしょう。

それが癖になっているのです。あるいは、学生のこといじめられたりとか、大人になってからひどいストレス下に置かれたりとかで、他者を警戒するなどの不幸な方向に行ってしまう「思い込み」や「行動パターン」が活性化したのかもしれません。

自分を責める必要はありません。

でも知ってください。その癖は変えることが出来るのだということを。

癖を変えて、より人間的になって幸せになりませんか?

2015年10月10日

あきらめないこと

私が心理学を勉強しようと思った30代前半のころ、初めてカウンセリングを受けようとした30代前半のころ、

私は、不幸でたまりませんでした。

 

胸にぽっかりと穴が開いたような虚無感、未来へのわけのわからない不安感というよりも「きっと破滅する」という予感。

 

コントロールできない感情。うまく行かない人間関係。実家に帰ると起こる悲惨な修羅場。うまくできない仕事。立て続けに起こる失敗。ふりかかる不幸な出来事。

 

過去を思い出すと、苦しくなる思い出の数々。

それこそ、不幸の塊でした。

 

そんな私が、アドラー心理学と出会ったことが幸福への一里塚でした。

 

「SMILE勇気づけの人間関係セミナー」を受けたのが幸福への二里塚でした。

 

岩井俊憲先生との出会い、そして、岩井俊憲先生とペリグリーノ博士のアドラー心理学カウンセリングを受けたのが幸福への三里塚でした。

 

そして、幸福への道筋の速度を高めてくれたのが、「SMILE勇気づけの人間関係セミナー」のリーダーになって、SMILEを人に教えだしたことでした。開催して、教えるたびに、SMILE的な幸せなライフスタイルの復習をするようになったのですから。

 

決定打が、アドラー心理学と全く同じ「自己責任スタイル」のタッチフォーヘルス=キネシオロジーとの出会いでした。

石丸賢一先生が、「自己責任」と「愛」のカウンセリングを見せてくださいました。

 

もちろん、一番大きかったのは、、「私があきらめなかったこと」かな?

2015年10月09日

私のシータヒーリングは、

私の教えているシータヒーリングは、ヴァイアナのシータヒーリングとかなり違ってきています。

 

ヴァイアナの脳波をシータ波にする瞑想はとても素敵なもので、それだけでも気持ちのいいものなのですが、

 

ヴァイアナのシータヒーリングの「施術者がクライエントを治してあげる」流れ、どんどんクリーニングしていく流れは、どうしても、私のやり方と相いれません。

 

私は、「問題や目標は、その人本人がどうにかするものだ。」と思うからです。

 

それに、問題の根っこを探し出してクリーニングしていく方向性は、きりがありません。

 

「問題はその人本人が作り出したもので、本人だけが解決できる」というアドラー心理学やキネシオロジーの思想の方が私はしっくりくるのです。

 

だから、私の教えているシータヒーリングはキネシオロジーの技術も大きく入っているので、「本郷式シータヒーリング」です。

 

本郷式シータヒーリングでは、シータヒーリングの方向性を決めるのは、ヒーリングを受ける本人です。施術者は、それを援助するだけです。

 

本人が、問題の本質に気づき、それを解決するぞと決意した時、シータヒーリングは大きな力を発揮します。

 

それこそ、奇跡的な結果を残すこともあります。

 

しかし、その奇跡は、本人が作り出したものなのです。

2015年10月09日

子どもの手伝いに報酬を出したら、

私は、子どもの頃、例えば庭の草取りをすると、取った草の量に対してお小遣いをもらっていました。

 

今、これは、母がやった子育ての中で 最悪の方法だったと思っています。

 

子どもに家事の手伝いをさせるために、家事の手伝いをしたとき報酬を出すのは、非常にまずい方法です。

 

まあ、SMILE勇気づけの親子関係セミナーを受講した人は、良く知っていますよね。

 

なぜ非常にまずいのか?

 

まず、お金という「ご褒美」を出すことで、子どもがこちらの期待通りに動くように操作しようとしていますよね。

 

操作された子どもは、自立に向かうでしょうか?自立できない方向に向かうでしょうか?

 

操作したら、自立できない方向に影響しますよね。

 

子どもの行動を操作するための誘発剤として「ご褒美」を使っていると、次のようなまずい影響が生じます。

 

1、ご褒美をくれる時は適切な行動をするが、ご褒美をもらえないときは適切な行動をしようとしないようになる。ご褒美をくれる人とくれない人によって対応を変えるようになる。

 

2、自分の得になることはするが、得にならないことはしないようになる。「自分の得になるか?ならないか?」という欲望だけが発達する。

 

3、もしかすると、ご褒美がエスカレートしていく。年齢を重ねるにつれて、ご褒美の中身が高額じゃないと、期待通りの行動を取らなくなる。

 

4、0か100かの結果主義になる。「うまく行く」と思った時は行動するが、「うまく行かないかも」と思った時には行動しなくなる。何でもチャレンジしてやろうというチャレンジ精神は影も形もなくなる。

 

5、ひどい場合は、ずるをしてでもご褒美を得ようとするようになる。詐欺や犯罪的手口でお金を得ようとする人々の原点がここにあります。

 

私も、得にならないことをするのが大嫌いでした。いろんなことに「やる気」が起きなくて、大変苦労しました。ずるいこともしてしまっていました。

 

これではいけないと、大変苦労してこの傾向から抜け出しました。

 

そうならないためにも、「子どもの家事の手伝い」に報酬を出すのはやめましょう。ご褒美で子どもの行動を操作するために誘発するのはやめましょう。

 

まず、子どもが家事をするのは、「手伝い」ではなくて、「家事の分担」です。家族の一員が家族のために、家事を分担するのは、貢献の喜びを知るためにとても必要なことです。

 

子どもが家事を分担してくれたら、「ありがとう。助かったわ。」と喜びを示し、感謝しましょう。

 

子どもに、集団への貢献に喜びを感じてもらうためにです。

 

決して、「家事を分担するのは当り前だ。」と無視しないことです。報酬をあげたりしないことです。

2015年10月08日

未来に具体的な目標がある時

未来に具体的な目標がある時は、

 

その目標に向けての、自分の中から湧き出てくるもの(アウトカム)を書きだして、吟味するといいでしょう。

 

何らかの自分の未来の具体的目標に向けて、次の8つのアウトカム(自分の中から湧き出してくるもの)を書きだして、吟味してみてください。

 

アウトカムの設定

1、あなたの欲しい望ましい状態は何ですか?

 

2、そのために何をしますか?何ができますか?

 

3、具体的にはどう行動しますか?いつ、どこで、何を、誰と、どのように。具体的行動計画。

 

4、それが手に入ったことが分かる状況をイメージしてください。その手に入った状況を体験して、見て、聞いて、感じてください。※例えば、「○○大学に合格する」ならば、合格発表の場面でも、合格を家で祝う場面でも、〇〇大学に通ったり講義を受けたりしている場面でも構いません。

 

5、結果を手に入れた時に、今の自分や周囲にどんな影響がありそうですか?
※ここで、望ましくない影響がありそうなら、やり直し、違う望ましい状態について吟味してください。

 

6、それを手に入れるために、①すでに持っているリソース(資源)は?
            ②これから手に入れる必要のあるリソースは?

※リソースと言うのは、経済的、力的、能力的、人間関係的に自分にあるもの全てを言います。例えば、店を手に入れるために、「一緒に経営してくれる共同経営者」はいるとか、「店を開くための開店資金の半分」はたまっているとか、「店を経営するための技術」と「ノウハウ」は得ているとか、です。

 

7、やりたい気持ちは十分ですか?「止めているもの」は何ですか?(心理ブロック)

止めているものを乗りこえるための最初の一歩として、何をしますか?

 

8、それを手に入れることの意味は何ですか?

あるいは、

それを手に入れたら、その後のあなたの人生はどのように展開しそうですか?

 

この8つのアウトカムをしっかり吟味して、3の具体的な行動をあなたがしなかったら、

その「あなたの未来の具体的目標」は、あなたの本当に欲しいものではないのです。今の時点では。

 

もし、あなたの本当に欲しいものならば、あなたは具体的に、力強く行動し始めるでしょう。

 

行動しなかったら、それがあなたの答えです。

つまり、あなたは「その目標は達成したくない」と思っているのです。いつでも、どこでも、行動がすべての答えです。

と思います。

 

もし、ここまでやって行動しなかったら、違う方向を目指してみましょう。

 

相談してください。

 

相談に乗りますよ。

 

周辺地図
熊本こころ相談室 〒862-0950 熊本市水前寺6丁目10番44号水前寺ビル303号 電話 096-384-3181