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本郷の一言

2015年11月06日

共依存からの脱出

共依存と言うのはなんでしょうか?

簡単に言うと、特定の人間関係に固執して離れられない状態と言えるでしょうか?

元々はアルコール依存症者の家族が、一見して献身的に患者を支えているように見えて、実は、患者がアルコールを飲み続けることを助長していたり、患者がアルコールから離れていくことを邪魔したりすることから、出てきた言葉です。

「アルコール患者を助ける」ことに依存しているのです。つまり、依存させることに依存しているのです。

だから、アルコール依存症だけではなく、ギャンブル依存症の家族、ドメスティックバイオレンスなどにも同じような関係性がみられますし、もっと言うと、そうじゃない人間関係に囚われて離れられない状態になる人はたくさんいます。

私の出身家庭もそうでしたが、暴力をふるう旦那さんとそれに耐える奥さんとか、借金を繰り返す息子の穴埋めする親とか、相手から愛してもらうためだけに作っている恋愛関係とか、支配的な親と愛情を受けたい子どもとか、などなどです。

献身的に見えるのです。共依存の人の行動は。しかし「だって彼は私が見放したらダメになっちゃいます。」という意味の発言をします。「私がいないとダメなのよ。」という点に依存しているのです。

つまり、相手はダメなままじゃなければいけないのです。

このような人間関係に固執し続けることは不毛です。

相手はダメなままだし、自分もそれに依存することを止められないからです。

自分のためにも、相手のためにも、共依存から抜け出した方がいいのです。

なにか、固執している人間関係がありませんか?

抜け出ることは可能ですよ。

共依存的な人には、下記のような傾向が多くみられると言われています。

●他人との境界があいまい……他者が怒ったりすると私が悪いのかしらと思ったり、他人の感情の責任を取ろうとしたりする。他者からちゃんと言葉で要求される前に気を回そうとする。他人の面倒を見たがるのも境界線があいまいだからです。などなど

●自己の価値を低く見る……自己肯定感が低く、ダメな自分を隠すために、他者のために貢献しようとする。

●相手をコントロールしたがる……これも境界線と関係があるのですが、自分の人生に集中しきれていないので、他者の課題が気になって仕方ないのです。口を出して手を出してコントロールしたくてたまらないのです。

●コミュニケーションが下手……うまく自分の意志を伝えられませんし、他者からの要求もうまく断れなくて背負い込んだりします。

●怒りの感情が出せない……人は理不尽に攻撃された時など、自然と怒りが出てきて自分を守るものです。他者を支配するための怒りは破壊的ですが、自己防御の怒りは必要なのですが、その自己防御の怒りさえ出せなかったりします。

●現実を直視できない……何事も現実を直視してから解決に向かいます。解決に向かうには勇気が入ります。怖くて現実を直視しないで共依存にのめり込みたくなっているのです。

●セックスが楽しめない……人間にとってセックスとは人間関係です。人間関係が壊れているのですから、セックスは楽しめません。

●行動が両極端である……人が変わったように、極端な行動に走ってしまいます。

●強迫観念にとらわれやすい……こうなるかもしれないなどの極端な心配事などの脅迫官憲に囚われたりします。

 

同様の傾向があったりしますか?

 

でも、大丈夫。

共依存からは必ず抜け出ることが出来ます。

手伝いますよ。

 

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