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本郷の一言

「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します

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「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。
アドラー心理学にご興味をお持ちの方や鬱 (うつ) 、パニック障害、不登校、引きこもり等で心理カウンセリングをご希望の方は「熊本こころ相談室」までお気軽にお問い合わせくださいませ。

2020年08月10日

不幸になる癖、幸せになる癖

人の無意識にある方程式である「ライフスタイル」には、その人ならではの価値観、考え方、癖が入っているのですが、

 

「不幸になる価値観、考え方、癖」と、「幸せになる価値観、考え方、癖」とがあります。

 

例えば、私は昔「なんてひどい奴らで、かわいそうな俺」という見方で人間関係をとらえる癖がありました。これは考え方でもあり、「人間というのは悪い存在だ。」という価値観でもあります。※アドラー心理学では「なんてひどい人たち、かわいそうな私」と呼ばれています。

 

この色眼鏡は、仮に自分が被害者でなくても、少しでも他者と揉めたら発動したりもしていました。もちろん、父に理不尽に叱られたり(父は理不尽なことを良く言う人だったので、)、複数の同級生からひどい目に合ったりしたら、必ず、この色眼鏡を使って、独特のみじめな感情になっていました。悲劇のヒロイン的な感情です。

 

この「なんてひどい人たち、かわいそうな私」という色眼鏡は、典型的な不幸になる考え方の癖です。

 

また、二つ目ですが、例えば、相手がだれであろうと、「この人は私をどう思っているんだろう」と気にすることは、不幸になる考え方です。

 

「普通誰でも気になるよ」と主張する人がいるかもしれませんが、誰かが自分のことをどう思うかは自分の課題ではありません。その誰かの課題です。アドラー心理学では、他者の課題を気にするのは不幸な癖だということが分かっています。

 

不幸になるのが嫌な人は、誰かが自分をどう思っているかを気にしないように練習したほうがいいのですが、まあ、難しいといえば難しいかもしれません。自分一人では、他者が自分をどう思うかを気にしなくなることはできないかもしれません。アドラーカウンセラーに助けてもらってください。

 

似ていますが、自分が相手の機嫌を損ねたんじゃないかとか、他者の感情を気にするのも、不幸になる癖です。なぜならば、他者の期限、感情は、その本人の責任であり、その本人の課題です。

 

他人の感情は気にする必要がないといって、傍若無人に人を傷つけるような言動を取ってもいいと主張しているわけではありません。自分の言動を礼儀正しく、誠実に、穏やかに、やさしいものにしていくのは、自分の課題です。自分の言動を周囲にとって快いものにしていくのは、自分の人格の向上にとって必要なことでしょう。

 

しかし、自分の言動を、「他者の機嫌を損ねないように」とか「他者に嫌われないように」とか「他者に好かれるように」というような、他者の課題を操作する目的のもとに行おうとすると、不幸になってしまうのです。

 

周囲の人が快いように礼儀正しい、穏やかな言動を取るのは、他者への「貢献」ですが、

 

人に「嫌われないように」「好かれるために」「いい人と思ってもらうために」表面上にこやかにしてみせるのは、自分のためにやっている「欲」にすぎません。

 

アドラーが発見した原則は、ここにあります。

 

似たような言動であっても、その人の言動の目的が問題なのです。

 

その人の言動の目的が、自己の欲望を満たすためだけのものであった場合、不幸になります。

 

逆に、その人の言動の目的が、純粋に人助けだったり、人のお役にたとうとする目的、自分の所属しているもの(家族、会社、地域社会、国、世界、地球環境、宇宙)への貢献である場合、その目的が達成されようが達成に失敗しようが、その人は幸せになります。

 

利益がぶつかって、どっちの行動が貢献になるのかが分からないときは、「より大きな共同体」への貢献を考えるといいといわれています。

 

例えば、盗みを働いて家族の生活費を稼いでいたとします。「家族のため」と言い訳できるかもしれませんが、家族よりもより大きな共同体へ損害を与えていますから、これはアウトです。

 

周囲へ貢献する働き、つまり仕事をすることによって生活費は稼がないといけないのです。

 

また、例えば、自分の所属している会社が社会に対して不正を行っていた場合、それを告発することによって是正することは、会社よりも大きな共同体である社会に貢献する意味において当然です。

 

例えば、みんなの生活が楽になるからという目的で、マイクロプラスティックを海洋にばらまくような生活を送ることは、日本よりも大きな共同体である地球環境のためを思えば、やめなければなりません。

 

皆さん、マイクロプラスティックを生み出すレジ袋の使用を削減していきましょうね。

 

まあ、レジ袋を削減していくという行動もアドラーの原則は適用されます。

 

同じ行動でも、「地球環境に貢献するんだ」という意識でやれば、その人の幸福感を高めることに貢献しますし、

 

「みんなから非難されないために」という「欲」の意識でやれば、その人を不幸へ追い込みます。

 

言動の目的によって幸せにも不幸にもなるというアドラーの原則は、どんな小さな言動にも適用されます。

2020年08月10日

アドラー心理学では、「人は変われる」

アドラー心理学は、「人は変われる。」と主張します。

 

アドラー心理学は、精神分析学=深層心理学の一派です。

1800年代の終わりに、西洋文明は人の意識に無意識という働きがあることを発見します。発見したのはお医者さんたちでした。

なぜかというと、お医者さんたちが神経症(当時はヒステリー)とか精神病の治療をしていく中で、人間の精神的な活動の中に意識してないような働きがあることがはっきりしてきたからです。

そして、その意識以外の精神の働き(無意識と言ったり、潜在意識と言ったり、別の名前で呼んだりします。)を分析して治療していくやり方が、流派によって大きく違ったのです。(フロイト派、ユング派、アドラー派)

 

アドラーは、「その人らしさ」を作っているものを「ライフスタイル」と呼びました。人生の生き方のスタイルという意味です。

 

そして、「ライフスタイルは変わる。」ということを主張して、かつ、多くの人がライフスタイルを変えて、その人らしさを変えて、人生をより良いものに変えていくのを観察しました。

 

観察しましたと表現しましたが、冷たく観察したのではなくて、カウンセラーとしてクライエントサンに助言して援助してクライエントさんが人生の流れをより良いものに変えていくのを手伝ったのです。

 

アドラーがクライエントに対して助言した具体的な中身は、SMILE勇気づけの人間関係セミナーに出てくる様々な技術=やり方を見るとおおよそ想像がつきます。

 

例えば、アドラー心理学では、「怒りという感情はあまり使わないほうがいいよ。」と主張します。

 

私は、若いころひどくかんしゃく持ちでした。あまりにもかんしゃくを起こすので、お師匠様であるペルグリーノ博士に泣きついたほどです。博士は優しいお顔で私の話を最後まで聞いてくださって、しっかりと共感してくださった上で、「大丈夫、ヒロ。君はきっとかんしゃくを克服できる。」と勇気づけてくださいました。

 

博士の予言通り、今の私はまったく怒りを使わない人になりました。

 

つまり、私はかんしゃくを起こすという癖をライフスタイルの中に持っていたわけです。そして、そのライフスタイルを改変したわけです。

 

「怒るのをやめよう」と意識で思うだけでは、ライフスタイルは変わらないので、危機が来るとまた怒ってしまいます。

 

ライフスタイルを変えるには、コツがいります。

 

ライフスタイルというものは、様々な価値観や考え方やいろんな心理的な癖で出来上がっています。その人からすると当たり前だし普通だし当然だと思っている価値観から出来上がっています。

 

自分が当たり前だと思っている価値観を変える必要があります。

 

ですから多くの場合は、15回以上のカウンセリングを受けて自らが変わろうと努力するか、SMILEを受講して数か月以上自分の癖や考え方を変えようと努力する必要があります。

 

かんしゃくだけではありません。強迫神経症だろうと、その他の神経症だろうと、恐怖症だろうと、人間関係の不都合であろうと、生きにくさであろうと、人生を生きる苦しさだろうと、赤面症だろうと、どもりだろうと、

 

ライフスタイルを変える必要があります。

2020年05月07日

2メートル離れて(ソーシャルディスタンス)

先日から、いらっしゃったクライエントサンたちと、

2メートル以上距離を開けてカウンセリングをして、セラピーもしています。

 

ちょっと変な感じはしますけど、十分依然と同じようにカウンセリングできています。

 

もちろん、SMILEなどのセミナーも、2メートル以上距離を開けています。

 

本当は、シータヒーリングでウィルス除去していますので大丈夫だと思うのですが、シータヒーリングを知らない人は心配でしょうから、安全策を取っています。

 

タッチフォーヘルスなどのセラピーも以前どおりの結果が出ています。もちろん、2メートル以上離れていますからタッチはしていません。

 

他のキネシオロジーにある「タッチしない筋肉反射テスト」とタッチフォーヘルスの代理テストを組み合わせて、14筋の調整や反応筋の調整を行っています。

 

十分な結果が出ています。

 

皆さんも安心しておいでください。

 

もちろん、「ちゃんとタッチしてほしい」という方にはご要望にお応えします。常にウィルス除去していますので安全ですよ。

 

お待ちしています。

 

 

 

2020年04月18日

仏教(長老派)って、アドラー心理学に似ている。

仏教には、ブッダ直々ののお弟子さんたちの流れの「長老派」(昔、小乗仏教と呼んでいました)と、「長老派」の仏教を真似して作った「大乗仏教」の二つがあります。日本にわたってきた仏教は大乗仏教の方です。

 

実は、私の仏教に関して学習は、アドラー心理学よりもずっと早かったのです。

通学していた高校が仏教の高校でしたので、「宗教の時間」という授業がありました。他の生徒たちが嫌がっていた授業でしたが、私は、一番好きな授業でした。
仏教ってこんなに面白いんだと思ったのです。とても論理的で、理性的な宗教だったからです。

その後、原始仏教の本をあさり読み、パーリ語の古い仏典では、仏教徒が「ヴェーダの達人」を目指していたということを知りました。

次はヴェーダの方を読み漁り、と様々な学びになって行ったのですが、

そこら辺りは端折り、

長老派の仏教に戻ります。

長老派では、お釈迦様が大事にした、「慈」「悲」「喜」「捨」という四つの感情があります。

これは、たいしたもんです。

 

私が一番興味深かったのが、「捨」のこころです。

悪行に対して無関心であれ、関わるな!という教えだからです。

アドラー心理学でも、不適切な行動に対しては、負の注目も正の注目もするなと教えます。意味がないからです。

 

仏教でも同じ教えがあるのです。

 

「捨」の感情は、高校生の頃から大好きな感情でした。そうありたいと思ってきました。そんな自分が同じ教えを持つアドラー心理学に引かれたのは必然だったのかも知れません。

 

アドラー心理学では、「慈」をフレンドシップタスク、「悲」を共同体感覚、「喜」を勇気づけ、「捨」を不適切な行動には注目しない と表現します。

いずれも重要な要素です。

 

長老派では、スマナサーラ師が「慈」「悲」「喜」「捨」につて、次のように説明してらっしゃいます。

 

まず第一の慈の心についてお話しましょう。

慈とは日本では慈(いつく)しみの感情を表しますが、慈しみというよりはむしろ友情にちかい感情と思ったほうがいいでしょう。

みんな仲良くしましようという感情です。

ひとりで食べるごはんより、二人、三人でいっしょに食事をしたほうが楽しいし美味(おい)しいでしょう。

その感情なのです。

大勢の人と仲良くしたい、みんなで楽しく暮らしたいと思う感情、それが慈の意味です。

 

二番目の悲は哀(憐)れみの感情です。

日本流に言えば憐憫の感情とでも言いましょうか。

悲しんでいる人を助けてあげたい、苦しみの渦中にある人を救ってあげたいと思う感情です。

だれかが困っていればすぐ助けに行ってあげる、そのときの助けに行く自分は気持がいいはずです。

阪神大震災のときも日本中の人々が何とかしてあげたいと立ちあがりました。

日本中が“悲”の感情で満たされましたが、それはすばらしい(みんなが助けあいたいという感情が溢れたということの意味においてです)ことでした。

これまで忘れすてにしてきた感情を取りもどしたのです。

あの、被災者を助けてあげたいという感情をいつまでも忘れないでほしいものです。それは人間であればいつも必要な感情なのです。

この必要な感情を心のなかに育てていく方法を冥想によって完成させてほしいものです。

 

三番目の喜はともに喜ぶ感情です。

人が幸福になって喜んでいるとき、自分もそれを見てともに喜べる感情です。

しかしながらふだん私たちは、自分の回りのだれかが仕事が上手くいったり、人が大金を手に入れたり、ライバルが美人の恋人を持ったりするとすなおには喜べず、嫉妬という感情に苦しめられます。

この嫉妬という感情は恐ろしいものですから、なるべく持たないほうがいいので、それだからこそ人が成功したならば、「ああ、よかった、よかった」と万歳でもできるような喜ぶ感情を抱けるよう、冥想法によって心を鍛えてほしいものです。

 

最後の四番目の捨は捨てると書いて捨(しゃ)と読むので意味が結びつかないようですが、平等で冷静な感情を表します。

人間はどんな物ごとに対してもいろいろな感情を抱くものですが、捨はその感情に流されないよう戒め、生命のすべてを見極める心のことです。

人間は、しょっちゅう怒っていたり、悪いことばかりしていたりする人が多いのですが、そういう人たちに翻弄され自分もいっしょになってともに怒ったり、苦しんでいたんではたまりません。

世の中には様々な人がいることは事実ですが、それらを放っておくことも大切なのです。

例えば、この世界にはさまざまな不平等がありますがそれをいちいち怒っていても仕方がありません。

悪人がはびこっていても、その悪人をやっつけるというのではなくただ冷静な心になって平等に見守っている、それが捨の心なのです。

 

仏教の冥想の実践はこれら四つの感情をべつべつに育てることが目的です。

その感情は私たちが生まれついて持っていたものではありませんから、ピアノを練習するように冥想によってこの四つの感情を習得していく以外方法はないのです。

そのために「慈悲喜捨の冥想法」があるのです。

慈悲喜捨の四つの感情をはやく作るためには、どれかひとついま自分の持っている感情を優先して育てていけば、残りの感情も作りやすくなっていくものです。

仏教講義よりhttp://www.j-theravada.net/kogi/kogi5.html

熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp/

2020年04月18日

やはりウィルスに効果あり

シータヒーリングが、ウィルス除去に効果があることを書きました。

 

何人かの方が試してくれました。

 

コロナウィルスそのものではないんですが、他のウィルス性疾患や炎症で試してくださいました。

 

すると、

 

やはり、効果があったのです。

 

ウィルス性の疾患がなおytったり、炎症がおさまったりしたのです。

 

シータヒーリングは、電話で遠隔でもやっています。

 

みなさん。お試しあれ。

 

※シータヒーリングは、どのようなことをしてほしいかをリクエストした後、目をつぶって静かに待つだけで結構です。私が瞑想とイメージングを使って、シータヒーリングのエネルギーを送ります。施術者の脳波がシータ波になって、しかもいくつかのイメージを作ることで、施術を受ける人の脳波もシータ波になり、効果が出てくるのです。

 

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