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本郷の一言

2020年08月10日

アドラー心理学では、「人は変われる」

アドラー心理学は、「人は変われる。」と主張します。

 

アドラー心理学は、精神分析学=深層心理学の一派です。

1800年代の終わりに、西洋文明は人の意識に無意識という働きがあることを発見します。発見したのはお医者さんたちでした。

なぜかというと、お医者さんたちが神経症(当時はヒステリー)とか精神病の治療をしていく中で、人間の精神的な活動の中に意識してないような働きがあることがはっきりしてきたからです。

そして、その意識以外の精神の働き(無意識と言ったり、潜在意識と言ったり、別の名前で呼んだりします。)を分析して治療していくやり方が、流派によって大きく違ったのです。(フロイト派、ユング派、アドラー派)

 

アドラーは、「その人らしさ」を作っているものを「ライフスタイル」と呼びました。人生の生き方のスタイルという意味です。

 

そして、「ライフスタイルは変わる。」ということを主張して、かつ、多くの人がライフスタイルを変えて、その人らしさを変えて、人生をより良いものに変えていくのを観察しました。

 

観察しましたと表現しましたが、冷たく観察したのではなくて、カウンセラーとしてクライエントサンに助言して援助してクライエントさんが人生の流れをより良いものに変えていくのを手伝ったのです。

 

アドラーがクライエントに対して助言した具体的な中身は、SMILE勇気づけの人間関係セミナーに出てくる様々な技術=やり方を見るとおおよそ想像がつきます。

 

例えば、アドラー心理学では、「怒りという感情はあまり使わないほうがいいよ。」と主張します。

 

私は、若いころひどくかんしゃく持ちでした。あまりにもかんしゃくを起こすので、お師匠様であるペルグリーノ博士に泣きついたほどです。博士は優しいお顔で私の話を最後まで聞いてくださって、しっかりと共感してくださった上で、「大丈夫、ヒロ。君はきっとかんしゃくを克服できる。」と勇気づけてくださいました。

 

博士の予言通り、今の私はまったく怒りを使わない人になりました。

 

つまり、私はかんしゃくを起こすという癖をライフスタイルの中に持っていたわけです。そして、そのライフスタイルを改変したわけです。

 

「怒るのをやめよう」と意識で思うだけでは、ライフスタイルは変わらないので、危機が来るとまた怒ってしまいます。

 

ライフスタイルを変えるには、コツがいります。

 

ライフスタイルというものは、様々な価値観や考え方やいろんな心理的な癖で出来上がっています。その人からすると当たり前だし普通だし当然だと思っている価値観から出来上がっています。

 

自分が当たり前だと思っている価値観を変える必要があります。

 

ですから多くの場合は、15回以上のカウンセリングを受けて自らが変わろうと努力するか、SMILEを受講して数か月以上自分の癖や考え方を変えようと努力する必要があります。

 

かんしゃくだけではありません。強迫神経症だろうと、その他の神経症だろうと、恐怖症だろうと、人間関係の不都合であろうと、生きにくさであろうと、人生を生きる苦しさだろうと、赤面症だろうと、どもりだろうと、

 

ライフスタイルを変える必要があります。

 

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