カテゴリー アーカイブ 熊本にペルグリーノ博士を招聘した時の写真
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本郷の一言「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します ご遠慮なく お問い合わせ←クリック下さい。 096-384-3181 「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。 2018年12月22日
付き合いにくい人 扱いにくい人普通に付き合いたいとこっちは思っているのに、やけに突っかかってきたり、非協力的だったりして、付き合いにくい人、扱いにくい人っていますよね。
アルフレッド・アドラーは、こう言っています。
「扱いにくい相手とうまく付き合うには、 相手が何とか自分を優秀に見せようとして、躍起になっていることを念頭に置くこと。 その観点から相手と付き合ってみなさい。」
そういう人って、なぜ付き合いにくいのか、扱いにくいのか?
その人が自分に自信がないので、一生懸命競争して、勝って優秀さを見せつけることで、偽物の自信を得ようとしているからです。アドラーが言うように、自分に自信がないから、躍起になっているのです。(本当に自信がある人は、わざわざ他人に自分を憂愁に見せる必要はありません。)
だから、競争を仕掛けられているこちらとしては、とても扱いにくいし、付き合いにくいのです。
勝負を仕掛けてきたり、自慢をしてきたり、「僕すごいでしょう。」と褒められようとしたり、勝負を買ってみたり、うざいと嫌な気分になるのは、あまりお勧めではありません。
なぜなら、それは相手の作戦にまんまとはまったことになるからです。
少し、離れて、客観的に観察することです。
「ああ、この人は自分に自信がないので、自分の優秀さをこれ見よがしに見せつけるのに躍起になっているんだな。大変だなあ。」と余裕で観察することです。
そして、自分としては、できる範囲内で、仲良く協力してあげることです。
勇気づけてあげることもいいでしょう。ちなみに勇気づけることと褒めることは同一ではありません。 2018年12月21日
悩みからの解放 競争しない 比べない悩みから自分を解放してあげるときに、とても重要なのが、競争をやめること、比べることをやめることです。
多くの人がナチュラルに軽く競争意識を持ったり、比べたりしています。
そして、そのことに気づいていなかったりします。あまりにも小さいころからやっているので、非常にナチュラルで、自然で、普通で、当たり前だと思っているからです。
多くの人が、例えば、上手なのが「上」で、下手なのが「下」だと思っています。その思い込みは、その人の「認知のめがね」で作られている 幻想 なのに。
考えてみてください。「自分ってなんてダメなんだろう。」と思っていたとします。辛い悩みですね。でも、それは、ほ直人と自分を比べているから、自分はダメっていうことになるんですよね。全く比べていなかったら、自分がダメってことにはなりませんよね。
もっと言うと、ナチュラルに比べていると、競争していることになります。他者は競争相手ということです。
これを潜在意識は、「他者=競争相手=敵」と認識します。
酷い場合は、「この世は危険なところだ。」という思い込みを持ってしまうこともあります。
この世は危険なところで、周囲は敵だらけだったら、いつも警戒していないといけなくなりますよ。過度の警戒モードは非常にストレスです。
この過剰なストレス、多くの困難さや辛いことを引き寄せてしまうのです。
そう。だから悩みから解放される根本的解決の一つとして、軽く競争すること、比べてしまうことをやめる必要があるのです。
ま、言うは易く行うは難し ですけどね。 2018年12月21日
かんしゃく私(本郷)は、ひどい「かんしゃく持ち」でした。
毎日のように、怒って、かんしゃくを起こし、暴言を吐き、モノにあったりしていました。
他の方法を知らなかったので、教師をしていて生徒たちが言うことを聞かないと怒っていました。
結婚してからも、少しでも意見が合わないと妻にかんしゃくを起こし、酷い喧嘩をしていました。怒鳴る、暴言を吐く、テーブルを殴りつける、壁に穴をあける。まあ、ひどいものでした。
今は、「あれ?最後に怒ったのは何年前だっけ?」という感じです。まあ、だれにでもできます。やり方と、時間さえかければ。
かんしゃくの時の怒りの感情を起こすときは、必ず、一次感情が潜んでいます。
「怒り」は二次感情で、基礎になる一次感情を感じた時に、ほぼ自動的に瞬間的に怒りに変えているのです。
あまりに自動的で、瞬間的なので、一次感情を怒りという二次感情に帰る湯癖を持っている人の多くは、本来の一次感情に気づかないようです。
例えば、電話で大事な話をしていたのに、電話口のそばで子どもたちが騒いでいて聞こえなかったお母さんが、怒って怒鳴りつけました。「あんたたちうるさいわね。静かにしなさい。」
この時の一次感情は多分「困る」です。
だから、かんしゃくの癖から抜け出るには、
第一段階として、「ああ、私は今、困っているんだ。」と一次感情に気づくことです。いろんな場面でいろんな一次感情に気づくことです。
第二段階として、「自分は、困った時に怒ってしまう癖があるんだ。」と認識することです。
第三段階として、「困った時に怒ってしまう癖から抜け出すぞ。」と決意することです。
第四段階として、「お母さん、いま大事な話をしているんだけど、そこであなたたちに騒がれると大事な話が聞こえなくて困るんだ。静かにしてくれるか、向こうで遊んでもらえないかな?」という、二次感情を使うのではなくて、一次感情を伝えて、仲良くするコミュニケーションの仕方を学ぶことです。
他にも、連絡なしに遅く帰ってきた夫に怒っている奥さんの一次感情は、たぶん心配か不安かさびしさでしょう。
いつも遅刻してくる同僚への怒りの一次感情は、困っているか、落胆でしょう。
多くの人たちは、困る、心配、不安、さびしさ、落胆、悲しみなどの一次感情を感じた時に、自動的に瞬間的に怒ってしまう「癖」を持っているのです。
それは非常に非建設的な癖です。
怒るという道具の代わりに、私メッセージを使うとか、主張的な頼み方を使うなどの、新しい道具を学び、覚え、習熟して行けば、いつの間にかかんしゃくなど起こさないようになります。
これは、いわば、バイパスを通すようなものです。
一次感情を感じた時に かんしゃくを起こす という道しかなかったところへ、違う方法というバイパスを通すようなものです。
後は、バイパスをどんどん使って、かんしゃくを起こすという道は通らなければいいだけです。
2018年12月20日
スピリチュアルアドラー心理学は、スピリチュアルを否定しません。
むしろ、人生の課題(タスク)の一つとして、認めています。仕事のタスク 交友のタスク ラブタスク セルフタスク スピリチュアルタスク の五つの課題の中の一つです。
人生の課題の一つですから、人生の素晴らしさに役立ってこそのスピリチュアルだと思いませんか?
現実の生活にプラスに作用してこそ意味があると思うのです。
スピリチュアルなことに没頭し過ぎて、現実の生活に支障が出るのならば、それは意味がないし、人生にとって有害だと思うのです。
何よりも、現実の生活の中で、穏やかに、周囲の人々と仲良く協力し合って生活していくことこそが大事だと思うのです。
そして、その幸せな現実生活の実現に、スピリチュアルなことが役立てば、こんなに素敵なことはないんじゃないかなと思うのです。
役に立つスピリチュアルなことなら、その人独自でいいと思うのです。
仏壇にお祈りするのでも、大自然に感謝するのでも、神に祈るのでも、何でもいいと思うのです。
そうすることで、仕事の意欲が出たり、人と仲良くできたり、家族がより親密になるのならば、いいことだと思いませんか?
皆さんはどう思われますか? 2018年12月21日
後悔しない 反省しない 振り返らない後悔をしないほうがいいということは多くの人が知っているようです。
でも、反省もしないほうがいい、過去の振り返りもしないほうがいいということは、あまり知られていないようです。
なぜなのでしょうか?
過去はもうありません。
過去の記憶が残っているだけです。過去自体はもうすでに消え去っているのです。
いろんな行動をして、失敗などをしたときには、次回に改善をした方がいいのですが、未来に改善をするときに、過去の行動を後悔したり、反省したりすることは、ストレスになり、改善の邪魔をするだけなのです。
未来に向かって、今現在備えればいいだけなのです。
過去のつらい体験やトラウマ的な記憶を持って言えて、それで苦しむ人がいます(私もそうでした)が、そのメカニズムはこうです。
無意識下の「人生のプログラム」(アドラー心理学では「ライフスタイル」と呼んでいます。)で、「他者を敵だ」とプログラムしているとします。
すると、多くの人を敵として警戒する必要があるので、過去に他者からひどい目にあわされたことを覚えていることが必要となります。
そう。人生のプログラムを維持するために、プログラムに沿った記憶だけを覚えておくこと。これが、「過去の記憶」の目的なのです。
だから、人生のプログラムが変わっていくと、私もそうでしたが、クライエントさんたちがみんな経験するのが、記憶の変化なのです。
過去に他者からひどい目にあった辛い記憶が、薄らいだリ、思い出すのは思い出すけど感情が感じなかったり、白黒になっていたり、映像が消えたりします。
だから、カウンセラーと話しているときには過去を振り返ってもいいのですが、自分一人の時は、あまり過去の振り返りをしないほうがいいのです。なぜかというと、古いプログラムを強化してしまうからです。
後悔したり、反省して自分のことを責めたり、過去をやたらと振り返るのは、自分を不幸に導く癖です。
癖は変えられます。
過去に意識を向けるのをやめていきましょう。
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