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本郷の一言

「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します

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「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。
アドラー心理学にご興味をお持ちの方や鬱 (うつ) 、パニック障害、不登校、引きこもり等で心理カウンセリングをご希望の方は「熊本こころ相談室」までお気軽にお問い合わせくださいませ。

2015年05月27日

悩みからの解放、、、エゴイストを克服する

自分のことばかり考えている時は、人間は不幸になります。

 

私も、昔、不幸な感情にとらわれていた頃、自分のことばかり考えていました。いわゆるエゴイストでした。

 

あの人に「好かれたい」とか、「みんなに嫌われたくない」とか、「すごい人物だと思われたい」とか、自分の利益ばかり考えていました。

 

さらには、俺は、どうしてこれができないのだろう。どうしてこんなことをしてしまうのだろう。と、自分の不全感にばかり関心がありました。

 

どっちにしろ、自分にだけ関心がありすぎたのです。

 

だから不幸だったのですが、当時の私はそれに気づきませんでした。

 

まず、「好かれたい」とか「嫌われたくない」とか「どう思われているんだろう?」とか「すごい人だと思われたい」という思いは、

 

全て、他者に依存しています。「好きになる」のも「嫌いになる」のも「どう思う」かも「すごい人と思うかどうか」も、全て他者が決めることです。他者の課題なのです。

 

他者が決めること、他者の課題は、あなたにはコントロールすることはできません。コントロールしようとすると、他者の自由選択権を犯すことになりまし、思うようにコントロールできないので、苦しむことになります。

 

幸せになりたければ、この他者の課題への「執着」を手放すことです。

 

「他者からどう見られるか、思われるか」を気にすることをやめ、自己満足で誠実に行動していくことです。

 

この方向性しか、幸せになる道はないと、私たちは思っています。

 

「どうしてこれができないのだろう。どうしてこんなことをしてしまうのだろう。という自分の不全感にばかり関心があること」については、次回に書きます。

2015年05月26日

悩みから解放されるには、、 競争癖からの脱出

多くの人が人間、ナチュラルに競争してしまいます。勝負をしてしまうのです。

 

小っちゃい子が「僕の方が強いんだぞ!」と主張する感じです。

 

たぶんこれは、本能的なものです。ニホンザルは、お互いに序列をつけて、いつも競争をしています。その本能が人間にも残っているのでしょう。

 

しかし、人間はサルではありません。本能だけに縛られる小さな存在ではありません。人間はサルよりもたくさんの大きな能力を持っていますし、人間の社会もサルの社会よりも複雑です。

 

人間の人間たるゆえんである理性で考えると、競争、勝負とは、いったいどういうシロモノでしょうか?

 

競争や勝負は、お互いが了解し合った 「一定のルール」と 「一定の時間」がないと成り立ちません。

 

例えば、じゃんけんをしていて、片方が「俺のチョキは、お前のグーなんか切っちゃうんだ。俺の勝ちだ。」と主張したら、勝負事は成り立たなくなるわけです。

 

実は、競争や勝負は、ゲームの中にだけ存在するものなのです。(ニホンザルはみんなで序列をつけっることに合意しているから、序列が成り立つのです。)

 

人生には、ルールも限られた時間も存在しません。だから、競争も、勝負も成り立たないのです。

 

だから、一生懸命自分だけが競争をしても、勝負をしても、独りよがりになってしまうわけです。

 

もっと言うと、競争をしていると、勝負をしていると、潜在意識にとって「他者は敵だ。」ということになります。

 

だから、競争をしている間は、基本的に他者を敵だと思ってしまい、落ち着きません。

 

常に警戒しておかなければならないわけで、人と付き合えばつきあうほど、ストレス過剰になりやすいのです。ストレス過剰になると、交感神経が異常に刺激され、自律神経のバランスが壊れます。

 

これが、悩みとなり、不眠症、神経症、心身症などを引き起こし、常に不安で、不幸せ感を感じ続ける要因になります。

 

Aさんはいつも競争しています。Aさんは、ことあるごとにあなたや周囲と張り合って競争して意地を張って来ます。人を押しのけてでも自分はすごいと思われたい人なのです。

 

Bさんは競争をしません。好かれるためにじゃなくて、嫌われないためにじゃなくて、いい人と思われたいからじゃなくて、そんな評判のためには動きません。純粋に心から誠実で親密で協力的で親切な人なのです。

 

あなたは、Aさん、Bさん、どちらと親しくしたいですか?

 

私が、今まで、質問して答えた方は、100%「Bさん」とお答えになりました。

 

「ずっと将来の目標として、Bさんみたいになりたくはありませんか?」と申し上げたら、皆さん、「なりたい」とおっしゃいました。

 

幸福になりたければ、競争をやめる必要があるのです。勝負をやめる必要があるのです。そう思います。

 

どうしても、競争をしたいのならば、勝負をしたいのならば、競争して、勝負をしてもいいのですが、幸福に離れないでしょう。なぜなら、猿レベルでは人間の中では幸せになれないのです。

 

中には、それでも競争をしたい人がいます。サル的なナチュラルな競争癖・勝負癖をよしとする人から見ると、競争・勝負しない人は「腰抜け」だと映るでしょう。それが価値観だからです。

 

人は、自分の人生に決定権を持っています。

 

ナチュラルなサルの癖を人工的に矯正して幸福になる決定権も、ナチュアラルなまま、サルのままで不幸でい続ける決定権も自分が持っているのです。

 

どっちにしますか?

2015年05月26日

嫉妬は、、、感情への対処法

嫉妬は厄介です。

 

なぜかと言うと、嫉妬は、誰かを自分の思い通りに動かそうとする感情だからです。

 

嫉妬をしてしまうのは、癖なので、なかなか直しにくいのですが、直すことが出来ます。

 

意識して直した方がいいでしょう。

 

アドラーはこう言っています。

 

「私たちが皆持っているわずかな羨望は、有益に使いさえすれば大目に見ても良い。しかし、嫉妬はずっと厄介で危険だ。なぜならば、嫉妬は有害であり、強くて深 い劣等感にもとづいているからだ。嫉妬は他者を自分の思い通りに操作しようとして使われるからだ。」(アルフレッド・アドラー、個人心理学講義)

 

他者へのわずかな羨望と言うのは、「なんか、うらやましいなあ。」という軽い感覚のことです。

 

「わずかな羨望」は有益に使いさえすればOKだと、アドラーは言うのです。「皆持っている」とも言っています。どうしても、わずかには羨望してしまうのです。

 

みんなが持っている感情なのですから、「うらやましいなあ」というのは、有益に、つまり自分の成長とか建設的な行動に使えばいいのです。

 

自分の成長と言うのは、子どもっぽい感情を使う癖を直して、理性的な論理的な穏やかなコミュニケーションを使うようになっていくことです。

 

建設的な行動というのは、自分のためや他人のためになる行動のことです。

 

しかし、嫉妬は、他者の課題への強烈な執着から生まれます。他者への執着は、いかなる時も破壊的な結果を生みます。

 

なぜならば、嫉妬は嫉妬心を使って他者を自分の思い通りに支配しようとするからです。

 

この癖は、修正する努力をした方がいいと思います。

 

嫉妬という感情を使うことをやめて、理性的に言語によるコミュニケーションを練習することです。

 

自分の望むことを、言葉に出してお願いをするのです。そして、望みをかなえてくれたら、ありがとう。断られたら、あっさりあきらめるのです。というか、あきらめる練習をするのです。相手には、断る権利があるのですから。

2015年05月20日

うつもパニックも摂食障害も、命がけの戦略

子どもにとっては、家族が世界のすべてなのです。子どもは親に愛されなければ、死ぬしかない。
だから子供たちは、全力で親に愛されようとする。
そのときとった命がけの戦略が、そのまま性格形成につながっていく。(アドラー)

 

人間の中には、私たちが「ライフスタイル」と呼んでいる「命がけの戦略」が残っています。

 

子どもの頃作った「命がけの戦略」を今でも発動させているのです。

 

そして、その戦略は変えることが出来るのです。

 

今、自分のことが好きになれないのであれば、

 

仕事が困難であるならば、

 

人間関係にストレスを感じるのならば、

 

人を愛することが難しいのならば、

 

うつやパニック障害、神経症などの症状が出るのであれば、

 

生き生きと生きていけないのであるならば、

 

子どものころの命がけの戦略であっても、変えていけばいいのです。

 

変えていけるのです。

 

幸せに生きていく戦略に変えましょう。

 

手伝いますよ。

 

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2015年05月14日

うつなどで悩んでいる人

うつ病の診断を受けたり、うつ症状で悩んでいる人の中には、

 

「私は何をやっても失敗するんだ。」とか「きっとうまく行かないんだ。」となんとなく思っている人が、います。全員ではありません。一部の人にです。

 

そして、なぜだか魔法のように その思い込みの通りに、失敗したり、うまく行かなかったりします。

 

逆に「まあ、どうにかなるさ。」と思っている人の行動や、その人の周りの出来事は、

 

うまく、どうにかなるものです。

 

と私は思うのです。観察の結果です。

 

アルフレッド・アドラーはこう言っています。
「人は過去に縛られているわけではない。あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。」

 

人間の中には、その人が意識していない思い込みのプログラムが存在していて、そのプログラムがその人の人生の流れを決めてしまっている という、100年前、当時はとても画期的な発見をしたのが、アルフレッド・アドラーでした。

 

彼の心理学はヨーロッパ中に広がり、アメリカでは、売れっ子の講演者として、全米中を講演して回りました。また、彼の出した「人生の意味の心理学」という本も、その手の本としては、10万部という売り上げを上げたのです。

 

このアドラーの影響で、雨後の竹の子のように、「成功するための方法」を発表する人がたくさん出ました。

 

これらに火をつけたのがアドラーだということは、あまり知られていません。

 

しかし、アドラーは、人の内なるプログラムを変えることで成功する方法を語りたかったわけではありません。

 

彼は、成功と幸せが全く違うものであることに気づいていました。なぜならば、多くの成功者が精神を病んで苦しんでいることを、精神科医として観察していたからです。

 

彼は、人の内なるプログラムを変えることで、人が幸せになる道を語りたかったのです。人は成功なんかしなくても幸せに生きていくことが出来ます。と私たちは思っています。

 

私たちは、自分の人生に責任を持ち、責任転嫁しないで、ありのままの自分が好きで、他者やこの世界や人生の流れを基本的に信頼していて、自分が周囲や社会に役に立っていると感じている人が、幸せだと思っているのですが、

 

成功とは、ちょっと違うことにお気づきですか?

 

ありのままの自分を受け入れることと深く関係があることにお気づきですか?

 

もっと言うと、さっき述べた「幸せな状態」になるために、さまざまな実践的なコツがあると思っています。

 

例えば、課題の分離とか、、、、

 

自分の行動が人に迷惑をかけてはいないか、いちいち気にする人がいます。もっと言うと、迷惑をかけないために行動すら起こさない人がいます。

 

いじわるをしたり、意図的に傷つけたり、わざと攻撃したのなら、それは迷惑をかけていることになるのでしょうが、

 

意図的に迷惑をかけてはいない行動が、他者にとって迷惑かどうかは、その他者一人一人が、嫌か嫌じゃないかを決める権利を持つのであって、他者の課題です。

 

いちいち他者の課題を気にするのはナンセンスです。他者の課題を自らの課題かのごとく気にするのは、課題の癒着です。

 

自分が、他者を意図的に傷つけないような 穏当な 自分の取りたい行動を取った時に、それをOKとして近づいてくる人もいれば、好みじゃないからといって近づいてこない人もいますが、そんなのは、他者の課題であって、私の課題ではありません。

 

私たちは、課題はちゃんと分離して、人生の中で、やりたいことをしていきます。

 

例えば、恋をして、告白します。

 

あんたのことは嫌いよと言って振られるかもしれないし、中には、恋人になってくれる人もいます。

 

恋だけじゃなくて、全てそうだと思います。

 

せっかくの人生。やりたいことをしなくて、どうするんだろう?と思うのです。

 

まあ、「課題の分離」は、幸せに生きていくための 一つのコツだと、私たちは思っています。

 

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