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本郷の一言「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します ご遠慮なく お問い合わせ←クリック下さい。 096-384-3181 「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。 2021年01月24日
叱るということ 虹プロアドラー心理学的5J.Y.Parkさんは、虹っ子たちの良いところを良くほめていましたが、いや、叱ってもいたじゃんとおっしゃる方がいらっしゃるかもしれません。
私たちアドラー心理学では、あれを避けるべき「叱り方」だとは考えません。
アニメのドラえもんでのび太のお母さんがのび太を叱る場面を思い出してください。お母さんは叱るとき必ず「怒って」いますよね。ジャイアンのお母さんがジャイアンを叱るときもそうだし、
サザエさんのなかで波平がカツオを叱る場面でも「ばかもん。」と怒っていますよね。
まあ、これが一般の日本人がイメージしている「叱り方」だと思うのですが、アドラー心理学では、この怒りを伴う叱り方を避けようといっているのです。
それは、どうしても怒りを伴うと、叱ることが勇気くじきになってしまうからです。もちろん、そんな叱られ方をしても、跳ね返してやる気を出して頑張る子はたくさんいますが、「怒りを伴って叱ること」は子どもから勇気を引き出すどころか、勇気をくじいてしまいます。 ところが、J.Y.Parkさんは、参加者の努力が足りなかった時に、全く怒らずに冷静に指摘して「がっかりしました」と自分の感情を伝えています。
このやり方は、アドラー心理学では、「私メッセージ」と呼んでとても優れたコミュニケーション法だと考えています。
電話で大事な話をしていたら、横でわが子が二人で大騒ぎをして聞こえない時、「お前ら聞こえないだろう。静かにしろ!」と怒ってどなったら、それはYouメッセージと言って最もしないほうがいい方法です。Youメッセージで使われる「怒り」は二次感情と呼ばれて、本来の感情である一次感情から派生した感情です。
この場合の一次感情は何でしょうか?騒がれて、大事な話が聞こえないと、「困り」ますよね。「困る」が一次感情です。「怒り」をつい使っちゃう人は、一次感情を
つい二次感情に変えて怒ってしまう癖を持っているだけです。
なぜ、そんな癖を使っているかというと、心の奥底(無意識の中)で「人と競争していたり」「人と戦っていたり」「人を支配しようとしたり」しているのですが、これは無意識に仲にある法則(アドラー心理学ではライフスタイルと呼びます)なので、本人は気づいていない場合もあります。気づいていることもあります。
話を元に戻して、
彼と他の友達と遊んでいたら、ボーリングに行こうという話になり、ボーリングに行ったら、人数の関係で彼と別のレーンになり、残念に思っていると、彼が同じレーンの他の女の子と楽しくボーリングをしているのを見ていたら、嫉妬してむらむらと怒りがこみあげてきて、その後二人きりになって大喧嘩をしました。
「あなたは、本当は、彼が楽しんでいるのを見て自分が楽しくないからがっかりして、そして、さびしかったのではありませんか?そして、さびしすぎて悲しくもありませんでしたか?」と聞いたら、「そうだ。」と同意してくれました。
そう、この時の彼女の本来の感情、一次感情は「がっかり」「さびしい」「悲しい」だったのです。
何の連絡もしないで夜中まで帰ってこなかった配偶者に怒りを抱いて、「なんでこんな時間まで連絡しないでしれっとかえってくるのよ!」と怒鳴った奥さんの一次感情は、「心配」か「不安」でしょう。「さびしかった」のかもしれません。あるいは三つの感情が全部あったかも、人によって違いますが、
このように、一次感情は「困る」「がっかり」「落胆」「悲しい」「心配」「不安」「さびしい」などの期待はずれを抱いた時に感じる感情です。
それで、怒りを使わない私メッセージでは、
子どもが騒いで電話の話が聞こえなくて困った時のケースでは、私メッセージでは、 「パパは今とても大事な話をしてて、お前たちが横で騒ぐとそれが聞こえなくて 困るんだー。」と伝えます。
連絡をしないで遅くまで帰ってこなかった夫に対しては、
仙台の地方予選で「これでこのプロジェクトの成功に自信を持てた。」とまで絶賛されたニナちゃんが東京合宿のダンステストでのパフォーマンスが全くふるいませんでした。J.Y.Parkさんも、練習不足だと思ったのでしょう。音楽を途中で止めて、「とても歌手を目指す人のダンスとは思えない。がっかりしました。」
ほら、日本式の怒りを使う叱り方ではありません。完全に、私メッセージです。
もしかして、J.Y.Parkさんは、アドラー心理学をどこかで学ばれたんでしょうか?違うとしたら、すごいですね。
ただ怒りに任せて怒るのではなくて、改善点を指摘して、その人が改善する気(勇気)になってくれた方がいいですよね。
2021年01月23日
勇気づけの大切さ2 勇気=努力を続ける意欲が湧いてくる 二次プロ、アドラー心理学的考察4勇気づけには、相手をありのままに受け入れることや相手に共感することもあります。共感の中でも一緒に喜ぶことなどは大きな勇気づけになります。
カウンセリングでも勇気づけのことをたくさん話しますし、SMILE勇気づけの人間関係セミナーの中でも、勇気づけは大きな位置を占めています。3章ではこれでもかと勇気づけについて学びましたよね。 勇気づけにおいては、ありのままに認めることや共感することはとても重要視されます。 勇気づけをすると、勇気づけた方も勇気づけられた方もエネルギー(勇気)が湧きます。
※もともと日本語には「勇気」「勇気づけ」という言葉はありませんでした。英語の「エンカレッジ」という言葉の翻訳語が「勇気」で、英語の「エンカレッジメント」という言葉の翻訳語が「勇気づけ」なのです。勇ましいという意味の漢字が使われていますが、「エンカレッジ」にはもともと勇ましい意味、危険なものに立ち向かっていく意味はありませんでした。どちらかというと、当たり前のことをコツコツと続ける根気とか意欲という意味合いの言葉なのです。
虹プロジェクト(見たい人はユーチューブで探してみてください)の東京合宿の最終日に「宝石」(彼女たちは合格のキューブのことを宝石と言っていました。)を一個ももらってなかったマユカちゃんが、ダンスとボーカルとスター性のキューブを一挙に三つもらって大逆転で韓国合宿メンバーに選ばれました。 この時、多くの他の参加者たちがマユカちゃんが三つの宝石をもらう所をものすごく喜んでうれしそうに拍手をしてました。 仲の良かったリクちゃんなどうれしさのあまり号泣していました。 この光景が虹プロジェクトのすべてを象徴していると先に書いたのですが、これは「他人に良いことがあった時にわがことのように一緒になって喜ん」でいますよね。、つまり共感していますよね。つまり、勇気づけしているのです。
先に、虹プロジェクトの中から 3、他人に共感する。特に良いことがあった時に一緒に喜ぶ。
マユカちゃんの場面だけでなく、虹プロジェクトの参加者たちは、いろんなときによく共感していました。他の参加者が褒められるときにそれを嬉しそうに拍手をしたり、「良かったね。」と声をかけていました。その傾向は、マコさんやリクさんやミイヒちゃんのような上位成績者や実力者ほどそうでした。 マコさんが一番最初にメンバーに選ばれた時に、リマさんは自分のことのように泣きじゃくって喜んでいました。リマさんは、ミイヒちゃんが選ばれた時も、泣きながら喜んでいました。これは、マコさんとリマさんとミイヒちゃんが虹プロジェクトに参加する前に、JYPの練習生として助け合っていたぶん付き合いが長かったせいでしょう。
意識の情報処理能力は、一秒間に8ビット~15ビット(情報の単位)、そして無意識の情報処理量はその9万倍とも10万倍とも言われています。
ですから、他人の成功を喜ぶものは、その9万倍の無意識の作用で自分へも成功を呼び込むのでしょう。
大丈夫です。怒りを使うのはただの癖ですから、あなたが「人と競争するのはやめよう」「人を支配するのをやめよう」とかたく決心をして、怒りや嫉妬を使う以外の方法を学び、トレーニングして行けば、あなたは怒りを使わなくなります。 自分以外の人が怒りを使っていたら、それをやめさせようとはしないでください。誰かを変えようとすることは「支配」です。誰かの怒りをおさめようとして、自分も「支配の世界=怒りの世界」に飛び込んでいくのはナンセンスです。道は必ずあります。
勇気づけあっていた虹プロジェクトのメンバーたちは、オーディションという一見競争をするかのごとき場で、競争をしていなかったということになります。逆に良く協力して練習していましたよね。
それは、J.Y.Parkさんが、ことあるごとに、「全員が一人ひとり特別な存在なのだ」と言っていたからかもしれません。 のちにレーダーになったマコさんや実力を伸ばしていったメンバーが、勇気づけあっていたのを見て体験して、その良さを感じたからかもしれません。
勇気づけをしあっていると、人々は、「競争、支配、戦いの枠組み」から離れて、「協力、貢献、仲良く暮らす枠組み」に入っていきます。 NiziUのメンバーも自分たちのことを「親友以上の間柄」と表現しています。
次回、もう一つの勇気づけについて説明します。 2021年01月17日
虹プロジェクトに見る「勇気づけ」の大切さ1 アドラー心理学的考察3虹プロジェクトに見る勇気づけの大切さ1
虹プロジェクトの地方予選に、JYPの練習性が3人登場します。マコさんとリマさんとミイヒちゃんです。3人は練習生だけあって、他の参加者と比べて圧倒的な実力を見せて合格するのですが、
リマさんが登場したときのことです。 リマさんの父親はジブラ(Zeebra)という有名なラッパーで、母親はモデルの中林美和なのですが、リマさんも予選のパフォーマンスで圧倒的なダンスととてもうまい独特な声の歌と自作のラップを披露します。
J.Y.Parkさんは、「あなたのお父さんは日本で尊敬される歌手で、お母さんはモデルの中林美和さんで、そのこともあってすぐれた才能に恵まれていますよね。リズム感がすぐれていて、演技力、感情表現まで持っていて、驚くべきレベルです。ふつうそれくらい恵まれている人は本当は楽なはずなのに、横井さん(リマさんのこと)は、何かを証明しなければならない人のようです。なぜ不安そうに見えるのか?」と問いかけます。
するとリマさんは「私は芸能人の両親の子どもだけど、だからといって私がすごいわけでもない。だから自分の力で自分ができるということを見せたくてがんばってきたんです。」と心の内を見せました。
それに対してJ.Y.Parkさんはいつくしむような目で彼女のことをじっと見つめて、「君は才能あふれる子だよ。肩の力を抜いて、ただ自分自身を見せてくれるだけでいい。音楽に身を任せて。すごく上手にやろうと思わずに。肩の力を抜いても、横井さんは十分に特別な子だよ。」と言って合格を出すのです。
このようにありのままの自分を認めてあげることも、アドラー心理学では「勇気づけ」と呼んでいます。
勇気づけ
勇気づけにはもっともっとあります。虹プロジェクトの中で勇気づけが頻発していますので、いろんな例を挙げて紹介していきます。 2021年01月17日
虹プロジェクト(NiziUニジュー)のアドラー心理学的考察2 縄跳びダンス ウサギダンス虹プロジェクト(NiziUニジュー)のアドラー心理学的考察 その2 共同の課題2 ※虹プロジェクトの動画は、ユーチューブで「虹プロジェクト パート1 #1-1」などと検索すると出てきます。パート1(地方予選、東京合宿)が#1-1,#1-2,#2-1~#10-2まであります。パート2(韓国合宿)も、#1-1,#1-2,#2-1~#10-2まであります。ユーチューブで全部無料で見れます。HULUなどに入る必要はありません。
虹プロジェクトのJ.Y.Park(パク・ジニョン)さんと虹プロジェクト(オーディション)への参加者たちとの間に、共同の課題が成立していた。そのことが大きかったのだ。と話しました。
そのことは、韓国合宿への参加権が得られたスズさんのことからも明らかです。スズさんは、韓国合宿に参加したマユカさんやアヤカさんよりも高い順位で選ばれたにもかかわらず、韓国合宿への参加を辞退しました。
あらゆる人間関係において、共同の課題にするかしないかは、大きな意味を持ちます。
私の下の娘が小学校3年生の時に、連休でたくさんの宿題が出たと聞きました。そこで、私は彼女の宿題のことを共同の課題にして話し合いたくなりました。共同の課題にするためには双方が合意する必要があります。合意していない間は、その課題は個人の課題です。たくさんの宿題をどうするかは下の娘の「本来の課題」だし、それが心配だ、話し合いたいというのは私の「期待という課題」です。
個人の課題にすぎない間は、私が自分の心配という「期待という課題」を押し付けて、娘の「本来の課題」の課題に口出しをすると破壊的なことがあこります。口出された相手が自信を無くしたり、ケンカのようになって関係が悪化したり、支配・依存関係が出来たりして、とても破壊的です。
あらゆる人間関係の悪化は同様の構図で起きています。 これは、双方が共同の課題として合意したからできたことなのです。
あらゆる人間関係は、ていねいに共同の課題にすることによって好転します。「こうしなさい」などの命令口調を使って、押し付けると、共同の課題ではなくなってしまうのでお気を付けください。
ちなみに、「どうしてそんなことするの?」「どうしてこれをしないの?」「いつになったら~するの?」という言い方は、質問でもなんでもなくて、皮肉な命令口調と呼ばれていて、全くの命令形です。
普通の命令口調よりも、皮肉な分悪質です。このような口調を良く使う人は、自分が支配的な傾向にあることに気づいてください。 2021年01月16日
虹プロジェクト(niziu)のアドラー心理学的考察 縄跳びダンス ウサギダンス※虹プロジェクトの動画は、ユーチューブで「虹プロジェクト パート1 #1-1」などと検索すると出てきます。パート1(地方予選、東京合宿)が#1-1,#1-2,#2-1~#10-2まであります。パート2(韓国合宿)も、#1-1,#1-2,#2-1~#10-2まであります。ユーチューブで全部無料で見れます。HULUなどに入る必要はありません。
皆さん、NiziU(ニジュー)って知ってますか?あの「縄跳びダンス」や「ウサギダンス」のNiziU(ニジュー)ですよ。リーダーのマコさんの人柄がよすぎですよね。マコさんはダンスも歌も最高だし、ミイヒちゃんとニナちゃんは歌がうますぎるし、リマさんとマユカちゃんのラップはぶっ飛んでいます。マヤさんは母性的な優しさがいいし、リクちゃんは明るくて元気、リオさんのダンスは最高、アヤカちゃんはふわふわしてて鼻にかかった個性的な歌声も素敵です。
はい。私がNiziUにはまっちゃっているのがばれちゃいますね。はい。なんか、親的な感覚で応援してます。
東京合宿の最終日に「宝石」(彼女たちはキューブのことを宝石と言っていました。)を一個ももらってなかったマユカちゃんが、ダンスとボーカルとスター性のキューブを一挙に三つもらって大逆転で韓国合宿メンバーに選ばれた時は、つい泣きました。
あの時の完全な素人だったマユカちゃんが、今ではグループになくてはならないメインラッパーですよ。彼女の日本語ラップはぶっ飛んでいます。9人のダンスの完成度も高いけど、ラップもほかのアイドルグループには全くない程度に高度です。 さあ、こんなNiziUファンの私が、NiziU(ニジュー)とNiziUを生んだ虹プロジェクトをアドラー心理学で考察してみたいと思います。
原因論の心理学に対して、アドラー心理学は目的論の心理学だといわれています。 それよりも、「どうやったらこうなれるだろうか?」と未来の目標向かっての思考や作業を重視します。目標指向、未来志向なのです。「どうしてこうなったんだろう?」と過去の原因を探っても何も良いことがないとアドラー心理学では考えるのです。 その点、虹プロジェクトの総指揮官パク・ジニョン(JYP)さんも参加していた少女たちも、明確な目標指向、未来志向でした。
虹プロジェクトというのは、韓国の大手芸能事務所JYPエンターティメントとソニーミュージックが手を組んで、日本各地とアメリカに都市の10か所で地方予選をやったオーディションのことです。なんと1万人以上の夢見る少女たちが応募してきたといいますから驚きです。オーディションの目的は、世界で活躍できる今よりも一段階上のガールズグループを作るためという明確な目標を持ってはじめられました。
この虹プロジェクトの1万人の中から選抜された9人のガールズグループが、NiziU(ニジュー)です。プレデビュー曲「make you happy」のMVが2億回以上も再生され、「縄跳びダンス」の大流行を生んだり、12月2日にデビューしてデビュー曲「step and a step」が「ウサギダンス」で有名になりオリコンチャート1位になったり、レコード大賞で特別賞をとったり、紅白に出たり、しゃべくりセブンや嵐にしやがれなどのバラエティーに出たり、コカ・コーラやロッテのCMに出たりし出したので、知っている人もいますか?
JYPエンターティメントというのは、TWICEや2PMという世界的なアーティストグループを輩出している韓国で三本の指に入る大きな芸能事務所です。ここの社長で総指揮官であるJ.Y.Park(パク・ジニョン)さんという方が、明確な哲学・理念の持ち主です。アイドルは、世の中に良い影響を与える人でないとダメだという哲学です。 J.Y.Parkさんは、明確な理念で明確な目標を掲げて地方予選で26人を選抜して、東京合宿で歌とダンスとスター性のテストと最後にグループでのショーケースを見て、韓国に行く14人を選びました。応募してきた少女たちも、JYPエンターティメントのアイドルになりたいという明確な目標を持ってオーディションに参加して、目標のために五日間の東京合宿で努力しました。
目標が一致することはとても大切なことです。それは共同の課題になるということだからです。 共同の課題になっているからこそ、J.Y.Parkさんは良いところをほめたり(良いところをほめることをアドラー心理学では勇気づけと呼んで重要視しています。アドラー心理学が否定しているほめ方は別のほめ方です。)、頑張ってほしいところを指摘したりしているのです。 共同の課題になっていないところで、良いところをほめたり、改善点を指摘したりすると、それはただのおせっかい、課題への介入になって破壊的です。
虹プロジェクトパート1の第4回に出てくるアヤカちゃんが、地方予選でビジュアルとスター性はあったのですが歌もダンスも実力がなかったときにパクさんが何度もしつっこく確認しているのがそれです。 この実力では歌手になれないと告げ、「アイドルになるのが夢ですか?」「切実な夢ですか?」と質問するのです。アヤカちゃんはパクさんの目を見ながら「はい。」「はい。」と答えます。 そして、「実力でいえば不合格だが、家へ帰っても新井さん(アヤカちゃんのこと)が頭から離れないと思います」と言ってさらに、「一生懸命習いたい気持ちはありますか?」「約束しましたか?」「本当に約束しましたか?」としつこく確認します。アヤカちゃんはその度にパクさんの目を見ながら「はい。」「はい。」「はい。」と答えます。 この後、アヤカちゃんはパクさんの期待に応えて努力を重ね14位という最後のメンバーとして韓国行メンバーに選ばれ、韓国でも努力を重ね成長して8番目のNiziUのメンバーとしてデビューするのですが、それはこの時に、はっきりと共同の課題として目標を一致させて確立させたからなのです。(あ、もちろんアヤカちゃんの努力が一番尊いのですが。)
共同の課題にすることはとても大事です。
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