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本郷の一言

2021年01月17日

虹プロジェクトに見る「勇気づけ」の大切さ1 アドラー心理学的考察3

虹プロジェクトに見る勇気づけの大切さ1
J.Y.Parkさんが、参加者のパフォーマンスを見て、良いところをとてもほめていました。良いところをほめることをアドラー心理学では「勇気づけ」と呼んで、他のほめ方と区別しています。

 

虹プロジェクトの地方予選に、JYPの練習性が3人登場します。マコさんとリマさんとミイヒちゃんです。3人は練習生だけあって、他の参加者と比べて圧倒的な実力を見せて合格するのですが、

 

リマさんが登場したときのことです。

リマさんの父親はジブラ(Zeebra)という有名なラッパーで、母親はモデルの中林美和なのですが、リマさんも予選のパフォーマンスで圧倒的なダンスととてもうまい独特な声の歌と自作のラップを披露します。

 

J.Y.Parkさんは、「あなたのお父さんは日本で尊敬される歌手で、お母さんはモデルの中林美和さんで、そのこともあってすぐれた才能に恵まれていますよね。リズム感がすぐれていて、演技力、感情表現まで持っていて、驚くべきレベルです。ふつうそれくらい恵まれている人は本当は楽なはずなのに、横井さん(リマさんのこと)は、何かを証明しなければならない人のようです。なぜ不安そうに見えるのか?」と問いかけます。

 

するとリマさんは「私は芸能人の両親の子どもだけど、だからといって私がすごいわけでもない。だから自分の力で自分ができるということを見せたくてがんばってきたんです。」と心の内を見せました。

 

それに対してJ.Y.Parkさんはいつくしむような目で彼女のことをじっと見つめて、「君は才能あふれる子だよ。肩の力を抜いて、ただ自分自身を見せてくれるだけでいい。音楽に身を任せて。すごく上手にやろうと思わずに。肩の力を抜いても、横井さんは十分に特別な子だよ。」と言って合格を出すのです。
それを聞いて、リマさんは安心したのか、せきを切ったように泣きだして、泣きながら「ありがとうございます。」と言って合格のネックレスをもらいに行くのです。

 

このようにありのままの自分を認めてあげることも、アドラー心理学では「勇気づけ」と呼んでいます。
さあ。二つの勇気づけを紹介しましたね。

 

勇気づけ
1、良いところをほめてあげること
2、ありのままの自分を認めてあげること

 

勇気づけにはもっともっとあります。虹プロジェクトの中で勇気づけが頻発していますので、いろんな例を挙げて紹介していきます。

 

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