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本郷の一言

2021年01月17日

虹プロジェクト(NiziUニジュー)のアドラー心理学的考察2 縄跳びダンス ウサギダンス

虹プロジェクト(NiziUニジュー)のアドラー心理学的考察 その2 共同の課題2

※虹プロジェクトの動画は、ユーチューブで「虹プロジェクト パート1 #1-1」などと検索すると出てきます。パート1(地方予選、東京合宿)が#1-1,#1-2,#2-1~#10-2まであります。パート2(韓国合宿)も、#1-1,#1-2,#2-1~#10-2まであります。ユーチューブで全部無料で見れます。HULUなどに入る必要はありません。

 

虹プロジェクトのJ.Y.Park(パク・ジニョン)さんと虹プロジェクト(オーディション)への参加者たちとの間に、共同の課題が成立していた。そのことが大きかったのだ。と話しました。

 

そのことは、韓国合宿への参加権が得られたスズさんのことからも明らかです。スズさんは、韓国合宿に参加したマユカさんやアヤカさんよりも高い順位で選ばれたにもかかわらず、韓国合宿への参加を辞退しました。
スズさんは、今後の日程を共同の課題にするのを断ったわけです。
実は、東京合宿で落選した12名にも同じことが言えます。彼女ら12名は韓国に行けなかったわけですが、これは、J.Y.Parkさんが、12名と今後の日程を共同の課題にすることを断ったことになります。

 

あらゆる人間関係において、共同の課題にするかしないかは、大きな意味を持ちます。

 

私の下の娘が小学校3年生の時に、連休でたくさんの宿題が出たと聞きました。そこで、私は彼女の宿題のことを共同の課題にして話し合いたくなりました。共同の課題にするためには双方が合意する必要があります。合意していない間は、その課題は個人の課題です。たくさんの宿題をどうするかは下の娘の「本来の課題」だし、それが心配だ、話し合いたいというのは私の「期待という課題」です。

 

個人の課題にすぎない間は、私が自分の心配という「期待という課題」を押し付けて、娘の「本来の課題」の課題に口出しをすると破壊的なことがあこります。口出された相手が自信を無くしたり、ケンカのようになって関係が悪化したり、支配・依存関係が出来たりして、とても破壊的です。

 

あらゆる人間関係の悪化は同様の構図で起きています。
ですから、私は下の娘に聴きました。「今度の連休にたくさん宿題が出たって聞いたんだけど、パパ気になるから、どうやって宿題をしていくか、パパとお話ししない?」と「お願い口調」で提案しました。すると、下の娘は、「いいよ。」と提案を受け入れてくれて、二人でどんな宿題が出ているか、それを四日間の連休のいつのどの時間でやっていくか計画を立てました。

これは、双方が共同の課題として合意したからできたことなのです。

 

あらゆる人間関係は、ていねいに共同の課題にすることによって好転します。「こうしなさい」などの命令口調を使って、押し付けると、共同の課題ではなくなってしまうのでお気を付けください。

 

ちなみに、「どうしてそんなことするの?」「どうしてこれをしないの?」「いつになったら~するの?」という言い方は、質問でもなんでもなくて、皮肉な命令口調と呼ばれていて、全くの命令形です。

 

普通の命令口調よりも、皮肉な分悪質です。このような口調を良く使う人は、自分が支配的な傾向にあることに気づいてください。

 

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