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本郷の一言

2019年01月23日

催眠の効果は長続きしない

私本郷は、催眠もできます。というか、かなり上手です。

 

でも、今は、催眠療法をしていません。

 

なぜか?催眠で効果が出ても、その効果は長続きしないからです。

 

心理カウンセリングにおいては、カウンセラーの指導と援助によって、クライエントご本人が、自分の意思で、自分の心理的な癖や思い込みや考え方を変えていこうとされます。

 

例えば、すぐかんしゃくを起こしてしまう癖を、怒りを使わないで、一次感情を穏やかに相手に伝える「私メッセージ」という方法に変えていく練習をされたり、意見言葉やお願い口調の練習をされたり、

 

相手の行動が気に食わないときに敵だと感じて攻撃していたのを、「いや。この人は敵じゃないんだ。」と頑張って心理的癖を変えていこうとされます。

 

自主的です。主体的です。ですから、変化が恒常的なものになるのです。

 

ところが、例えば、催眠を受けることで魔法のようにパニックの症状を消したいと思っている人は、依存的です。「直してもらおう」と依存しています。

 

ところが、その人の主人公はその人自身です。カウンセラーではありません。

 

ここの部分が催眠が効果が出ても長続きしない理由なのかもしれません。

 

知られていませんが、療法としては、催眠療法の方がカウンセリングよりも古い療法です。心理学の歴史としては、催眠よりも効果があるカウンセリングに変遷して行ったという歴史があります。

 

一般の人は知らないようですけどね。

 

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