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本郷の一言

2017年11月05日

他人の目が気になる

他人の目が気になる人は多いものです。特に日本人には。

 

人や周囲や社会からどう見られているかが気になるのです。

 

ひどくなると、「嫌われたくない」「人から好かれたい」「良い人と思われたい」「すごい人と思われたい」という傾向が強くなって、ちょっと人生がつらいものになっていきます。

 

もっとひどくなると、人からどう見られるか、どう思われるかが気になりすぎて、視線恐怖症、広場恐怖症、対人恐怖症、社会不安障害、引きこもりなどになったりします。

 

この傾向は、「課題の分離」ができていないから起こるもので、課題の分離が十分にできると、全く人の目は気にならなくなります。※よく誤解があるのですが、人の目を気にしないで傍若無人にふるまうような自分勝手ないやな性格の人になるということではありません。人の目が気にならなくても親切で誠実で真面目な行動は元のまま続きます。

 

他人が私をどう見るかは、その他人の課題です。私の課題ではありません。

 

その人が私を嫌うかはその人の課題です。私の課題ではありません。

 

あの人が私を好きになるかどうかはあの人の課題です。私の課題ではありません。

 

他者が私を良い人と思うかどうかは他者の課題です。私の課題ではありません。

 

みんなが私のことをすごい人だと思うかどうかはみんなの課題です。私の課題ではありません。

 

人生を生きていくうえで、自分の課題をこなしていくだけでも大変なのに、他者の課題なんかにかまっている暇はありません。

 

というか、他者の課題は、私にはどうしようもありません。直接コントロールできません。コントロールできないものに執着すると不幸です。

 

人から嫌われれないように、好かれるように、良い人と思われるように、すごいと思われるように行動していたら、いったい自分が本当は何をしたいのかが分からなくなってしまうでしょう。

 

他者の課題を遠隔操作することで頭がいっぱいになるからです。

 

こんな不幸はありません。

 

ましてや、「すごい人と思われたい。」のような目的があったら、そこには競争意識があり、人と絶えず競争していることになってきます。

 

すると、他者は競争相手だということになってきます。

 

潜在意識は、競争相手を「敵」だと認識します。

 

他者は敵だということになってきますので、「敵になるかもしれない奴からどう見られるか。」という危機的な状況になってきます。

 

そうすると、人生は敵とのどう付き合うかということになってきますので、人生は基本的に不幸なもの不安定なものになってきます。

 

それを変える第一歩として、課題の分離を練習することです。

 

他者の課題を気にしない練習をしましょう。

 

他人の目が少しでも気になっている間は、あなたは決して幸せになることはできません。

 

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