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本郷の一言

2017年01月23日

本郷ひろなかの「嫌われる勇気」解説7 なぜ、自分のことが嫌いなのか?

アドレリアン本郷ひろなかの「嫌われる勇気」解説 第7回目です。

 

なぜ顔が赤くなるのか?

 

アドラー心理学にとって、「なぜ」という問いかけは、目的を探すことです。赤面症の目的を探すのです。

 

好きな人に告白しないことを、赤面症のせいにしていると、「赤面症さえ治ったら、私だって、、、」と可能性の中に生きることが出来ます。

 

自分に責任をもって、自分で決めて、自分で行動しないで、夢想の中に生きることが出来るのです。

 

本当は、「告白して断られたらいやだ」と強く思い、断られることを強く恐れ、赤面症という症状を作りあげ、その症状のせいにして告白しないことで、断られる可能性を、振られる可能性をつぶしているのです。

 

だから、彼女にとって赤面症は必要なのです。その作戦の中で役に立っているのです。

 

恐れているモノを避けるのに一番良い方法は、行動しないことです。

 

その症状は、「何を恐れて」、「どのように行動しない」ために作っているのか?と問いかけると、症状の目的が分かるのです。

 

症状の目的が分かったら、症状を直す必要はありません。症状を含めて、今の自分を認めて、勇気をもって、自分の責任で行動していくだけです。

 

あなたならできる。

 

なぜ自分のことを嫌いなのか?

 

何を恐れ、どのように行動しないために、自分のことを嫌いでいるのか?と問いかけるのです。

 

すると、哲人が言ったように「他者から嫌われ、対人関係で傷つくことを恐れ」て、他者とあまりかかわらないようにするために、自分の短所にばかり目を向けて、自分を嫌いでいるのです。

 

必要なのは、現状、自分のことを嫌いなことを含めて自分を認め、勇気を持つことなのです。

 

対人関係で傷つくことを恐れているということは、ライフスタイルの中では「他者を敵だ」「この世は危険なところだ」と思い込んでいる可能性があります。

 

哲人に対して、最初から挑戦的でしたしね。戦おう、戦おうとしていました。

 

この「他者は敵だ」という思い込みを「他者は仲間だ」に変えようとすると、彼は楽になっていくでしょう。

 

その結果、自分のことを嫌いになる必要性もなくなると思います。

 

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