人に注目してほしい。

 

人の機嫌を損なわないようにしよう。

 

人に嫌われたくない。

 

と思って行動している段階は、人間関係で苦しさから逃れることのできない段階にいると、私たちは考えます。

他者承認に依存している段階だからです。

 

この他者承認欲求から離れて行ったときに初めて、

心の平安を感じて、ナチュラルに純粋に行動できるようになります。

 

人からどう思われるかというのは、その人の課題であって、私の課題ではないのです。

 

だから、人からどう思われるかを気にしないようになり、他者からの評価とは無関係に人に対して誠実で優しく思いやりのある態度を取れるようになった時に

 

本当の幸せを感じることができると思うのです。

 

自分自身が、どんな人に対しても、いかに誠実で協力的な態度と行動をとれるかが、私の課題だからです。

 

もちろん、自分の好きなことをすることによって、社会に対しても貢献して行こうとします。

それが私の課題だからです。

 

相手のために私に何が出来るかを考えます。

それが私の課題だからです。

 

他者との競争とか、他者へのいら立ちとか、他者にどう思われるかなどの他者の課題への執着から離れて、

自分の課題に専念できるようになるにつれて、

 

心の平安は広がっていきます。

 

私本郷も修行中ですが、

 

※アドラー心理学のこの考えかたは、岸見一郎さんが「嫌われる勇気」に書いたので、今は多くの人が知っているでしょうか?

 

しかし、この境地を実践するには、カウンセリングを受けたり、SMILE受講したりして、身に着くまで根気と努力で練習し続ける必要があります。

 

※SMILE勇気づけの親子・人間関係セミナーの中で、
子どもや相手の課題に口を出すのをやめて、子どもや相手の選択と決断に任せるのは、

 

子どもや相手が、他者が自分の行動をどう思うかということを気にしないようになってほしい、つまり、課題を分けられるようになってほしいからなんですが、

 

かつ、受講している本人にも、他者の課題に執着することから抜け出してほしいからです。受講した本人にも課題を分けられるようになってほしいのです

他者の課題に執着して口を出す癖がある場合は、他者からどう見られるかということも気になるはずだからです。