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本郷の一言

2015年06月04日

それでも、私は人生にYESと言う。

ロゴセラピー(実存主義心理学)の創始者であるヴィクトール・E・フランクル(「夜と霧」の作者)は、

 

ユダヤ人であったために、オーストリアに侵攻してきたナチスドイツによって家族共々アウシュビッツに送られます。

 

そこで、彼の両親、妻、子どもは殺されてしまいます。しかし、彼は毅然とした態度を一切変えなかったと言われています。ナチスの看守たちも、そんな彼を尊敬し始め、「先生」と呼ぶようになるのです。

 

そして、彼だけは生き延びてアウシュビッツから救出されるのですが、

 

強制収容所から出てきた彼は、ウィーンで一般の市民に向かって講演をします。(「それでも人生にイエスと言う」という本になっています。)

 

とても平易な言葉で人生を生きる意味を語りかけます。

 

そして、最後にこう語りかけるのです。

 

「人間は、

 

あらゆることにもかかわらず、

 

困窮と死にもかかわらず、

 

身体的心理的な病気の苦悩にもかかわらず、

 

また強制収容所の運命の下にあったとしても……

 

それでも、人生にイエスと言うことができるのです」と。

 

ヴィクトール・E・フランクルが、アドラー心理学者であったことはあまり知られていません。

 

死ぬ前のインタヴューで、「あなたのやっている心理学は、ロゴセラピー(実存主義心理学)なんですか?個人心理学(アドラー心理学の正式名称)なんですか?」と質問を受けた彼は、「私は今でも、自分のことを個人心理学者だと思っている。」と独白しています。

 

彼は、個人心理学会(アドラー心理学会の正式名)から離れたあとも 生涯自分のことをアドレリアン(アドラー心理学実践者)だと考えていたのです。

 

私たちアドレリアンは、人生にどんな事態が起こっても、人に裏切られても、人から攻撃されても、人から嫌われても、会社を首になっても、死の病に見舞われても、事故や災害でひどい目に合っても、犯罪の被害に合っても、

 

それでも人生にYESと言い、未来に向かって、自分をコントロールして、勇気を持ち、人々を勇気づけ、誠実に行動し続けるのです。

 

私が一番身近に知っている そんな尊敬すべき方は 私の師匠様であるペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所理事長 アドラーの長男でニューヨーク大学教授だったクルト・アドラーに教えを受けた方)です。

 

ペルグリーノ博士(直接お呼びするときは「ジョセフ」とお呼びしていますが、)は、常に穏やかで、温かく、親切で、明るくて、楽観的で、誰に対しても平等です。人生を楽しんでおられます。
私もフランクルやジョセフのような先輩アドレリアンに倣って 感情をコントロールし 人生をコントロールし、誰に対しても誠実に、親切に、良い関係を作っていきます。

 

あなたも、アドラー心理学を学んだりSMILE勇気づけの人間関係セミナーを受けたり、カウンセリングを続けて受けて「人生のシナリオ」を変えたりして、私たちの仲間になり、幸せに生きてみませんか?

 

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