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本郷の一言

2019年01月18日

無条件の愛と そうでないもの(1/19改稿 21動画)

無条件の愛と、そうでないもの=交換条件があります。

 

親が、子どもに対して、「いい子にしていたら、おやつを食べていいよ。」「宿題が終わったら、ゲームしてもいいよ。」ということがあります。

 

親は、子どもが言うことを良く聞くいい子でいるように、宿題をちゃんとするいい子になるように、しつけたつもりになっています。

 

でも、これは、条件付きの圧力です。交換条件です。無条件の愛とは程遠いものです。

 

多くの親御さんに「どんな子どもに育ってほしいですか?」と聞くと、「自分の生きがいを持ってほしい」とか「人に迷惑をかけない生き方をしてほしい」とか「力強く自分のやりたいことをやる人間になってほしい」とおっしゃいます。

 

つまり、子どもに自立してほしいと思ってらっしゃる、ということですね。

 

それでは、日頃条件付きの圧力をかけつつ育てたら、自立しやすいでしょうか?自立しにくいでしょうか?

 

多くの人が、自立しにくい。とお答えになります。

 

そうです。条件付きの圧力は支配の道具ですから、支配され続けると、だんだん自立しにくくなります。

 

交換条件で圧力をかけるのはやめたほうがいいですよね。

 

無条件の愛の正反対の条件付きの圧力を受けた人は、大人になって、「~すべき」「~ねばならない」「~しなけれればならない」「~していけない」のような強制的な思い込みを持つことが多いようです。

 

このような強制的な思い込みは、その人の自由で快活な行動を阻害するような心理ブロックとして働きます。

 

「~すべき」という思考形態を、臨床心理学では「思考の歪み(すべき思考)」(認知療法) 「非論理的思考」(論理療法) 「不幸になる思い込み」(アドラー心理学)などと呼びます。

 

「すべき」のような強制的思考は、幸せな人生を阻害するので、なくして行った方がいいでしょう。

 

もっと言うと、「何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならない」という交換条件の思い込みも消していった方がいいでしょう。

 

本当は、無条件で、私たちの欲しいものは手に入るのですから。何かを犠牲にする必要はないのです。

 

犠牲ではなくて、あなたも、周囲の人たちに無条件の愛を与えればいいだけなのです。ただし。無条件の愛を届ける技術を学び練習する必要があります。

 

だって、今までそれがいいと思ってやってきた「宿題をしてしまったら、ゲームしてもいいよ。」というのがまずいよ。やめよう。と言われても、「じゃあ、どうしたらいいの?」ってなりますよね。

 

無条件の愛を届ける技術を学ばないとどうしていいかわかりませんよね。課題の分離とか、勇気づけとか、信頼するとか、結末技法とか、聴き上手とか、主張的頼み方とか、意見言葉とか、お願い口調とか、

 

アドラー心理学を勉強した人や、私のカウンセリングを8回以上受けた人とか、SMILE勇気づけの人間関係セミナーを受けた人はご存知ですよね。

 

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