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本郷の一言

2017年09月22日

認知のめがね

人間という存在は、「現実」をそのまま見て知ることはできません。

 

「現実」に自分独自の思い込みのバイアス(歪み)をかけて見ます。

 

現在ではアドラー心理学だけでなく、ほとんどの心理学やそれに類するものが、この「認知論」を受け入れています。

 

アドラー心理学ELM勇気づけ勉強会の第一章で出てくるのも、この認知論ですが、ELMは体験型学習なので、難しい理論は出てきません。いかに、人々が違った認知で現実をとらえているかということを認知してもらうだけです。

 

9月28日(木)29日(金)のELM勇気づけ勉強会&リーダー養成を受講される方はお楽しみに!28日9時~16時の勉強会は一つの章30分が1,500で受講できます。28日(木)17:30~19:00、29日(金)9:00~12:00のリーダー養成のときは、リーダーの練習で無料で受講できます。

 

人間が現実そのものを見たり知ったりすることはできないのだ。人間が見ているのは、自分の認知のめがねを通した幻像なのだ。だから認知のめがねを変えると人生が変わるのだ。ということを民衆に向かって大々的に語りかけたのがアルフレッド・アドラーです。

 

アドラーは、ナチスの脅威からアメリカに亡命してきて、全米各地で人気講師として講演して回りました。

 

そして、多くのアメリカ人に多大な影響を与えました。デール・カーネギーやマズローなどは、アドラーの講演を聞きに行って影響を受けたとこを本に書き残しています。

 

私たちは、「人間ていうものはこんなもんだ。」とか「人生ってこんなものさ。」とか「私ってこういう存在なんだよ。」と勝手に思い込んでいます。

 

そして、思い込みに沿った出来事だけを取捨選択して、「ほら、やっぱりそうだ。」と自分の思い込みのめがねを強化していきます。

 

よく、例えば「若いときはここまでなかったのに、○歳くらいからパニックがひどくなった。」のように、人生の途中から症状が起こったとかひどくなったとか主張する人がいます。

 

これは、認知のめがね=人生のプログラムが強化されて、例えば「人生は苦しいものだ」という思い込みを実現させるために症状を起こしたり、ひどくしたりしているのだ と解釈します。

 

その証拠に、認知のめがね=人生のプログラム(アドラー心理学では「ライフスタイル」と呼ぶのですが)を自らの努力で変えた人は、症状を消滅させます。

 

逆に頑固な人は、「迷惑な行動をする人を許すわけにはいかない」などと言って、自分の思い込みを変えようとせずに、結果としてパニックやうつや摂食障害や神経症などの症状を起こし続けます。

 

中には、「それは私の勝手な思い込みではない。それが現実なのだ。」と主張する人さえいます。

 

「人間は現実そのものを知ることはできない。私が現実だと思っているのは思い込みでできた虚像に過ぎない。」と知ることが、変化に向かう第一歩になるかもしれません。

 

「思い込み」を変えると「現実」が変わるのです。

 

「思い込み」を変えて幸せになりませんか?

 

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