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お知らせ2015年05月29日
人生があまりにも大変だと、病気になるしかない。人生を生きていくのがあまりにも大変で、自分の力では無理だと感じたら、
人は、病気になるしかありません。
病気になってしまえば、「人生を生きる」という自分には不可能な作業に挑戦しなくて済むからです。
ただし、この「人生を生きていくのは大変すぎて、自分の力では無理だ」という認識は、本人の認識にすぎなくて、その認識を捨てさえすれば、人生を生きていくことは簡単になって、病気になる必要性がなくなります。
だから、病気や症状を治そうという試みがたいてい失敗したり、治ったと思ったら、別の病気になったり、別の症状が出てきたりするのは、
病気になって、人生を生きるという課題から逃げる必要性がまだあるからなのです。
だから、行う必要性があるのは、病気を治そうとしたり、症状を消そうとする試みではなくて、「病気になる必要性」を消し去ることなのです。
「病気になる必要性」は、「人生を生きていくのは大変すぎて、自分の力では無理だ」という信念があるから生じているので、「病気になる必要性」を消し去るためには、「人生を生きていくのは大変すぎて、自分の力では無理だ」という信念を変えることなのです。
その人の中の「人生のシナリオ」=「ライフスタイル」の中にある、なぜ「大変すぎる」と思っているかの理由づけは、人によって微妙に違うのですが、
例えば、私もそうだったのですが、子どもの頃虐待を受けて育った人は、どうしても他者を警戒してしまう傾向を身につけることが多いのです。
当然です。
なぜならば、アドラーが言っているように、「ライフスタイル=性格」というのは、その人が子どものころ取った命がけの戦略なのですから、、、虐待されて育てば、どうしても他者を敵視したり、警戒したりする戦力を取る可能性が高いのです。 ※「子どもにとっては、家族が世界のすべてなのです。子どもは親に愛されなければ、死ぬしかない。だから子供たちは、全力で親に愛されようとする。そのときとった命がけの戦略が、そのまま性格形成につながっていく。」(アルフレッド・アドラー)
さて、他者への警戒感が必要以上に高くて、自分の力への評価が低すぎると、「人生を生きていくことは、自分の力では無理だ」ということになります。
そうすると、病気に逃げるしかなくなるわけです。
ですから、一つの方策として、他者への敵意や警戒感を弱めていくということは、「病気になる必要性」を消していくのに役立つことが多いようです。
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