「したい」「なりたい」
という願望をあらわす言葉は曲者(くせもの)です。
「Aをしたい」という言葉は
時には、その人の中の「Aをしない。」という決断を表すことがあるからです。
特に、「Aをしたいけど……」という、逆説の接続語の後が続く場合は、
その時点では 100%「Aをしない。」という決断を表します。
例えば
「東大に行きたいけど、俺の頭じゃね。無理だよね。」
はい。この場合、完璧にあきらめていますよね。
ある女性に デートを申し込んだら
「あなたと行きたいけど、 大事な仕事があるの。」
はい。これも、断られたんですね。女性特有の、相手を傷つかせないようにという気配りの表現であって。
直訳すると
「お断りします!」と訳します。
このように、
「Aをしたいけど……」という、逆説の接続語の後が続く場合は、
「Aをしない。」という決断を表すのです。
では?
すると決断した人はこう言います。
「Aをしたいから、しよう!」
そう、順接の接続語を使うのです。
願望実現の過程でも、
この「したい」「なりたい」という段階が重要な位置を占めます。
自己の中で 願望実現を決めていく過程があります
例えば、「ハワイに行く」という行動を決断して、行動に移る時
1:「誰だって ハワイになんか行けないよ」(誰でも不可能)
2:「ハワイに行くことは行けるんだろうけど 私には行けないよ」(他の人には可能でも、自分には不可能)
3:「私にもハワイに行こうと思えば行けるんだろうけど 今は行けないよ」(自分にも可能だけど 行きたくない?というか、行くことに意義を感じていないというか 行かないと決めている)
4:「ハワイに行きたいなあ。でもなあ。(逆説がまだある)」(行きたいけど、まだ行かないという決断をしている)
5:「よし、私はハワイに行きたいから、ハワイに行く」(行く決断)
6:ハワイに行くという実際の行動
という
六段階の過程を経るのです。
特に重要なのは、決断をする直前の「~したい。けどなあ。」という段階です。
「~したい+逆説の接続語」という段階は、願望は持っていても まだ「~する」という決断をしていません。
この段階は、まだ「~したいけど ~しない」と堅く決断している段階なのです。
この段階で、「願望が実現しません。」と不満を表明する人がいますが、
当然です。
「願望を実現させない」と自分自身が決断をしてるのですから
自分自身の無意識が邪魔して
願望は絶対に達成されないのです。
「~したい けど…」「~になりたい けど…」という段階の願望は 絶対に叶わないのです。
「~したいから~する」「~になりたいから~になる」という自己決断の段階になって初めて 願望は叶うのです。
願望を達成させるためには
5:の「~したいから、~する」という決断の段階まで進む必要があります。
これが、「引き寄せの法則」のコツです。
コツが分かっても、なかなかできないでしょう。なぜならば、自分自身の「認知の癖」の中で堂々巡りをしてしまうからです。
この堂々巡りの輪を抜け出し 願望を実現させるのが
カウンセリングやコーチングの妙なのです。