カテゴリー アーカイブ 熊本にペルグリーノ博士を招聘した時の写真
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本郷の一言「熊本こころ相談室」の本郷ひろなか先生が心理学に関する話題を随時更新します ご遠慮なく お問い合わせ←クリック下さい。 096-384-3181 「熊本こころ相談室」にてチーフカウンセラーを務める本郷ひろなか先生は熊本市内各所で開催しているアドラー心理学や心理カウンセリングに関する講演やセミナーで講師を担当、アルフレッド・アドラーの孫弟子にあたるジョセフ・ペリグリーノ博士からは「私の大事な友人にして弟子であるヒロよ。」と呼ばれる程の絶大な信頼を寄せられているアドラー心理学者のひとりです。本ページでは機能不全家庭で過ごし心理的虐待を受け続けた過去から自ら立ち直った経験のある本郷ひろなか先生が、同じく様々な問題や悩みを抱え苦しんでいる方たちのための一言を綴っていきます。 2018年06月28日
コツその2 「他者」について 完結しましたコツその2に書いた、「他者に執着すること」の違うバリエーションについて、
それは、「人の目を気にすること」「いい人だと思われたい」「人から好かれたい」「人から嫌われたくない」などの思いです。
これらは全て、他者の課題です。誰かが私をどう見るかはその人の課題です。私の課題ではありません。私にはコントロールできないことだからです。(これを「他者は変えられない」と表現します。)
いい人だと思ってくれるかどうかは、その人の課題です。私の課題ではありません。
相手が私のことを好きになってくれるか、嫌いになるかは相手が決めます。相手の課題です。私の課題ではありません。
この、他者の課題をあたかも自分の課題かの如く錯覚してしまっている状態を「課題の分離が出来ていない」と言います。
日本人に課題の分離がうまくできていない人が多いのは、日本的な子育てが影響していると思われます。
子育ての時、日本人の親のほとんどは、子どもの課題にひどく口出しをします。(東アジアのお母さんは同じような傾向にあると言われています。)
「のび太。宿題はやったの?」多くの親は、子どもが宿題をやっていないと、叱って宿題をしなさいと命令をします。
宿題をするのは子どもの課題であって、親の課題ではありません。しかし、多くの親は「宿題をやってほしい」という期待を持ち、その期待を押し付けつつ、子どもの課題に侵入して口を出します。
自分の課題に無遠慮に口を出されるという経験を通して、多くの人は、他者が自分をどう見ているか、自分のことをどう思っているか、嫌われていないか、ということを気にするようになるのです。
「人の目を気にすること」「いい人だと思われたい」「人から好かれたい」「人から嫌われたくない」などは、すべて他者の課題なので、いちいち気にしないほうが幸せです。
もちろん、だから傍若無人に、乱暴に言動をして、周囲に迷惑をかけたり、人を傷つけたりしていいと言っているのではありません。
周囲に迷惑を変えないように行動することや、他者を傷つけないような言動をすること、もっと進めて人を助けようとすること、周囲に協力をしようとすることは、自分の課題です。
自分の課題をより質の高いものにしていくのは、自分に責任があります。
「他者から良く見てもらうため」に、親切にするのではなく、純粋に人に親切にしてはどうかと思うのです。
自分のために。
さて、「人の目を気にすること」「いい人だと思われたい」「人から好かれたい」「人から嫌われたくない」などの他者の課題を、いちいち気にしない練習をするときに、
並行して、他者の課題に口を出さない練習をする必要があります。他者の課題に口を出さないで、黙って見守ったり、共同の課題にする手続きを踏むのです。
この両者は、表裏をなしていますので、片方だけでは、自分の潜在意識の中のプログラムを改変するのは困難でしょう。
もちろん、SMILEを受講しなくても、カウンセリングで学ぶこともできます。 2018年06月27日
人生を楽しく生きるコツ その2この世にどうしようもないものが二つあります。
「過去」と「他人」です。
過去も変えられませんが、他人も変えられません。
ところが、他人は、こちらの対応次第では少し変化してくれることがあるために、「他人は変えられる」と勘違いしている人が多いものです。
その他人が変わったのは、その本人が変わろうと決めて変わったのに過ぎないのにです。
決めたのは本人です。
わたしたちが「他者」を自分の思うままに支配して変えていくことは不可能です。全てが自己責任だからです。
「他者」を自分の思うがままにしようとすると、あなたはストーカーになります。
変えられないものを変えようとするのは不幸です。
「他者」に対して、「こうしてもらえないかな?」と頼むことはできますが、強要することはできません。「こうしてはどうかな?」と提案することはできますが、その提案を飲んでくれるかは本人が決めることです。
変えられない「他者」を変えようとしていることに気づいたら、その執着を早く捨て去ることです。
他者の課題にかかわるのをやめて、自分の課題に専念しましょう。 2018年06月25日
人生を楽しく生きるコツ その1人生を楽しく生きるコツは たくさんなると思うのですが、いくつか挙げていきたいと思います。
一番に挙げられるコツとしては、
「過去のことにこだわらないこと」でしょうか?
過去に戻ることもできませんし、過去を変えることもできません。ですから、過去にこだわることは、何の意味もないことというか、逆にダメージを自分に与える行為だと思うのです。
「ああ、あの時あんなことしなきゃよかった。」なんて後悔する人はいませんか?
「後悔」なんてとんでもありません。絶対しないほうがいいでしょう。後悔してしまうことは、単なる癖にすぎません。「よし、後悔なんかしないようになるぞ。」と決意しさえすれば変えられる癖です。
「反省」もやめた方がいいでしょう。
「反省はしないほうがいいですよ。」と言うと驚く人がいるのですが、実は、「反省をしない」というのは、アドラー心理学では非常にポピュラーな考え方です。
たまに「反省をしないと成長しないんじゃないですか?」「反省をしないと改善できないんじゃないですか?」とおっしゃる方がいらっしゃるのですが、とんでもない。
人格的に成長するというのは、我慢できずにわがままを言う、迷惑をかけたのに謝らない、かんしゃくを起こす、感情的になる、人の悪いところを責める、責任転嫁をする、不機嫌な態度を振りまく、人の話を聞かないで無視をするなどなどの、人間的に未熟な態度や行動の癖を修正して、人格的に成熟した態度や行動パターンを身につけていくことでしょう。
未熟な癖をやめて、成熟した癖に変えていくのに、反省は必要ありません。淡々と未熟な癖をやめて、成熟した癖に変えていくだけでいいのです。逆に、反省ばかりして、癖を一向に変えない人のことをガンコ・傲慢と言います。
反省をするエネルギーがあったら、早く反省なんかやめて、柔軟に癖を変えていけばいいのです。通常、反省をすると意気消沈して、何もする気が起きなかったりします。反省はやめましょう。
改善するのに反省は必要ありません。過去に何かの失敗をしたとき、「よし、次の機会には失敗しないでうまく生かせるぞ。」と勇気を持って次の機械に望めば、人は自然と改善策を用いるものです。
反省なんかするから、改善への意欲が失われるのです。
後悔、反省を含めて、過去のことをぐるぐる考えるのはやめましょう。それは癖です。
心理的な癖を変えるのはあなたですが、心理カウンセラーのサポートが必要かもしれません。
2018年06月18日
感情のコントロール「感情のコントロールができない」というご相談も多いです。
結論から言うと、感情のコントロールはできるようになります。
◎ある方は、カウンセリングを継続して受けることで、
感情のコントロールの仕方や、かんしゃくを起こして攻撃するという方法の代わりのコミュニケーション法を習って練習されていくことで、感情をコントロールして行かれました。
◎ある方は、子どもの頃の虐待されたトラウマ的な記憶がたくさんあられたので、毎回セラピーでトラウマ的な記憶を軽減させていくことによって、余裕が出てらっしゃって、感情を爆発させることが激減しました。
◎ある方は、ELM勇気づけ勉強会で、一次感情と二次感情を学び、さらには「私メッセージ」の練習をされ、かつSMILE勇気づけの人間関係セミナーを受講されて、周囲の人々と横の関係を構築していくようになられて、感情をたやすくコントロールできるようになられました。
まずは相談されてみてください。 2018年06月18日
幻聴からの回復幻聴が聞こえるというご相談多くあります。
幻聴は、その方の潜在意識からのもので、実際に声が響いているわけではありません。
多くの方が、「実際に誰かが言っているのではないか?」と疑われますが、ある対処法を実践すると、
そのうちに幻聴が聞こえても楽な感じで日常生活が送れるようになり、
さらにそのうちには、幻聴自体が聞こえなくなるので、「実際に誰かが言っている」というのはあり得ないようです。
(本人の許可を得ています。)20代の男性。「僕の悪口を、しつこく言ってくるんです。」と言うことでした。この方は、「霊の仕業ではないか?」と疑われていましたが、
4回のカウンセリングで、「霊なんかとは関係ない」と納得していただいて、
TFHキネシオロジーのエネルギーバランス調整の効果もあって、ある対処法を実践することを同意していただきました。
すると顔つきまで明るくすっきりした感じに変わって、「まだ悪口が聞こえるけど、いつもあの対処法をとっていると楽な感じになります。」と言うことでした。
そして、8回のカウンセリングを経て、「全く聞こえなくなった。」とおっしゃるようになられて、回復されました。
お医者さんも、最初は統合失調症と診断されたようですが、「直ったようだね。」とおっしゃったそうです。
ご本人が「飲んでいると調子が悪い」と向精神薬と睡眠導入剤をやめて、毎回TFHキネシオロジーのバランス調整をしたのも効果的だったのかもしれません。
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